「新社会人はクレジットカードを持つべき?」
「新社会人でもクレジットカードを作れるの?」
この記事は、そんな疑問がある方向けの内容です。
新社会人になるとクレジットカードを持つ人が増えてきますよね。「社会人なら持っておいた方がいい?」「年収が低くても作れるの?」など、いろいろな疑問が浮かんでくると思います。
結論から言うと、クレジットカードは持っておくと便利ですし、年収が低くても作れるカードはあります。社会人になると定期的な支払が増えますし、付帯サービスはレジャーや私生活にもメリットをもたらしてくれます。
そこでこの記事では、新社会人がクレジットカードを作る方法や審査と年収の関係など、クレジットカードにまつわる疑問について解説していきます。
新社会人がクレジットカードを持つメリット
そもそもクレジットカードとは、単にお金を払うだけのカードではありません。もちろん「手持ち現金が無くても支払える」というのは大きなメリットですが、ほかにも下記のようなメリットがあります。
- 支出の管理がしやすい
- ポイントがたまる
- 付帯サービスが受けられる
- 保険が付帯していることがある
特に支出の管理が苦手な方は「支出の管理がしやすい」という点は大きなメリットになるでしょう。スマホアプリから利用状況をチェックできるようにしておけば、自動で支出管理ができるようになります。
また、アクティブに活動する新社会人にとって、「付帯サービス」による飲食店やレジャー施設の優待や、「付帯保険」による旅行時の傷害保険や航空遅延保険などはいざというときのお守りになってくれます。新社会人だと保険に加入していない方も多いと思うので、クレジットカードについていればお得ですよね。
このように、クレジットカードにはいろいろな間接的メリットが含まれています。
新社会人はクレジットカードをいつから作れる?
新社会人が、社会人としてクレジットカードを申し込めるのは正式に入社した日以降です。入社以降はタイミングに特に決まりはないため、早く作りたいのであれば入社してすぐにでも作れます。
ただ、入社時に試用期間がある場合は要注意。クレジットカードの審査には勤務先を記入する項目があるため、万が一試用期間中に解雇されてしまうと審査時の情報と食い違いが出てしまいます。
もし心配な場合は、試用期間を終えて本採用になってから申し込むのがよいでしょう。
新社会人のクレジットカード審査と年収の関係は?
クレジットカード審査と年収は確実に関係がありますが、すべてのカードで年収が重視されるわけではありません。クレジットカードにもさまざまな種類があり、一部の「ステータスカード」と呼ばれるランクの高いカードを除けば、年収が低くても作れるケースが多いのです。
そのため、ステータスカードを意識しなければ、年収がまだ少ない新入社員でもクレジットカードを持つことはできます。
代表的なステータスカードとカードの色によるランク
代表的なステータスカードには下記のようなものがあります。
- アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
- JCBゴールドカード
- ダイナースクラブカード
ステータスカードは年会費が設定されているのが一般的で、年会費が高くなるほど付帯サービスも豪華になります。なかには年会費10万円以上のカードもあり、カードを持つことを一つの目標にしている人もいるほどです。
また、クレジットカードには色分けによるランクも設定されています。
- ブラックカード
最高峰のカード。経営者やトップタレントなどが所有している。招待制(インビテーション制)が基本で審査基準は不明。 - プラチナカード
年会費2万~5万円程度。ゴールドカード以上の継続収入が求められる。一定以上の年齢が求められる場合も。 - ゴールドカード
年会費1万~3万円程度。継続収入が求められる。 - 一般カード
新社会人はクレジットカードを何枚持つべき?
おすすめの枚数は2~3枚です。
クレジットカードは1枚でも事足りますが、クレジットカードは種類によってポイントプログラムの還元率や付帯サービスの種類が違うため、複数枚持つことでそれらの特典を同時に受けられます。
ただ、枚数を増やしすぎると管理しきれなくなることもあるため、厳選した2~3枚を持つのがよいでしょう。
固定費と変動費で分けておくと便利
クレジットカードの複数持ちで考えておきたいのが、固定費専用のクレジットカードを作ることです。光熱水費や通信費といった毎月出ていくお金は、ポイント還元率の良いクレジットカードで払えば多くのポイントが手に入ります。
また、固定費と変動費を分けることで、それぞれの純粋な金額を把握しやすくなります。支出管理をキッチリしたいなら、変動費の中でも「生活用」と「レジャー用」に分けるなど、用途別に持つのもオススメです。
付帯サービス用に1枚持っておくのもオススメ
クレジットカードの中には、カードを提示することで割引や特典を受けられるものもあります。イベントチケットが優先的に手に入ったり、ランクの高いカードではレジャー施設の優先枠が設定されていることも。
そのため、付帯サービスが魅力的なカードを見つけたら、サービス用に1枚持っておくのもオススメです。
新社会人のカード選びは年会費無料でサービスが充実したものを
新社会人はまだ収入が少ない時期ですが、一方でアクティブに活動する時期でもあります。そのため、カードを持つ負担は少なく、同時にカードのサービスは充実しているものを選びたいところです。
特にポイントプログラムはチェックすべきポイント。基本的な還元率以外に、提携会社やポイントを獲得する機会の多さなども考慮しましょう。
ポイントプログラムは会社によって千差万別
クレジットカードのポイントプログラムはカードを持つ最たるメリットとも言えます。そのため、どの会社も独自のサービスを打ち出すことで他社との差別化を図っています。
ポイントプログラムで有名なのは、通称「楽天経済圏」と呼ばれる楽天グループのポイントプログラムです。クレジットカードのポイントを楽天市場で利用できるうえに、カード利用以外にアンケートやアプリ利用などでもポイントが手に入ります。
また、特定の店舗で買い物を利用することでポイント還元率が上がるケースもあります。例えば「JCB CARD W」というカードでは、セブンイレブンやスターバックスなどでポイント還元率がアップします。よく使うお店からカードを選ぶことで、日常生活の中で自然と節約ができるようになります。
学生のうちからクレジットカードを用意できる?
クレジットカードは学生のうちからでも申し込むことができます。学生専用のクレジットカードを用意している会社もありますが、新社会人になる前なら普通のクレジットカードを申し込みましょう。
入社時には揃える物が多いためポイントを得るチャンスとなりますし、一人暮らしで発生する固定費を早いうちからカード払いにしておきたい方もいると思います。
そこでここでは、学生がクレジットカードを取得するための条件を解説します。
学生がクレジットカードを作れる条件
学生がクレジットカード作れる共通の条件は3つ
- 満18歳以上であること
- 高校生でないこと(海外留学をする場合は持てる場合がある)
- 未成年の場合親権者の同意があること
これらのすべてを満たして初めてクレジットカードに申し込むことができます。いくら収入があったとしても、これらの条件を満たさないと審査は通りません。
ちなみに、親権者の同意については2022年4月に成人年齢が18歳に引き下げられるため、2022年4月以降は不要となります。ただ、会社によっては支払能力の担保を担保するため、引き続き条件に残すケースもあるようです。
クレジットカードを活用してアクティブな社会人生活を
クレジットカードは支払が便利なだけでなく、日々の生活をアクティブにしてくれる頼れる相棒のような存在です。いろいろな人との交流や新しい分野へのチャレンジなど、新しいことが始める新社会人だからこそ、頼れるカードを持っておきたいですね。
ただ、「カード払いだから」といって使いすぎには注意を!支出管理の練習も同時にはじめて、お得に楽しい社会人生活を送りましょう。
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