「クレジットカードって危険なの?」
「どうすれば安全に使えるの?」
この記事は、そんな疑問がある方向けの内容です。
新社会人や新成人になるとクレジットカードを検討する人も多いと思います。お金を使うタイミングも増えますし、クレジットカード1枚あれば便利ですよね。しかし、クレジットカードを持つなら注意点の把握はマスト。使いすぎや不正利用といった危険性も覚えておきましょう。
そこでこの記事では、クレジットカードの注意点と危険性について紹介。合わせて対策方法も解説します。
クレジットカードの基本的注意事項と危険性
クレジットカードは「現金が無くても支払える」という大きなメリットがありますが、そのメリットはそのまま「使いすぎ」や「不正利用」といったデメリットの原因にもなり得ます。
つまり、クレジットカードは利便性と危険性が表裏一体の特徴を持っているということ。クレジットカードを持つ前に、まずは基本的注意事項と危険性を把握する必要があります。
そこでここでは、特に覚えておきたい3つのポイントを見ていきましょう。
使いすぎに気を付ける
もっとも基本的かつ最大の注意点が「使いすぎ」です。もちろん「そんなことは分かってる」と思うかもしれませんが、コントロールが上手くいかずに使いすぎてしまう例は相変わらず多いのです。
特に、クレジットカードを持ったばかりだと、現金がいらない便利さから使いすぎてしまうケースがあります。クレジットカードを使い慣れるまでは、こまめに利用額を確認するクセを付けて使いすぎを防ぎましょう。
利用金額と支払スケジュールを把握する
クレジットカードの利用金額はアプリや家計簿などでチェックできるようにしておきましょう。
自分の頭で把握している利用額と実際の利用額にはどうしても差がうまれます。1・2回なら問題ありませんが、何度も利用しているといつのまにか思った以上に高額になっていることも。
また、カードの「締め日」と「引き落とし日」の支払いスケジュールも必ず把握しておきましょう。特に新社会人や新成人は預金残高に余裕が無いケースもあるため、引き落としに失敗することのないよう、計画的に利用しましょう。
不正利用に繋がることをしない
クレジットカードの不正利用は毎年数多く発生しており、日本クレジット協会によると2021年の不正利用額は330億円にものぼると報告されています。
クレジットカードの不正利用は、偽サイトからカード番号を盗まれてしまうケースが多いようで、最近はメールやショートメッセージなどを通じて誘導される手口が広がっているそうです。
事前に不正利用の手口を把握し、不正利用に繋がることをしないよう気を付けましょう。
リボ払いは特に注意が必要
クレジットカードの支払方法で特に注意が必要なのがリボ払いです。リボ払いとは「リボルビング払い」の略で、毎月の支払額を一定額に固定する方法を言います。
例えば、10万円のパソコンをリボ払い・月5,000円に設定した場合、パソコンの元値10万円に利子を加えた額を払い終えるまで、毎月5,000円ずつ支払っていきます。似た支払方法に分割払いがありますが、こちらは支払回数を決めてから支払金額を支払回数で割るという方法です。
そのため、月々の支払額が高額にならずに済むのですが、代わりに高額なものをリボ払いで購入した場合、いつまでも支払いが終わらない事態になる可能性があります。高額なものは利子も高くなるため、特に注意が必要です。
クレジットカードの使いすぎを防ぐには
クレジットカードの使いすぎは利用金額をこまめに把握することである程度防げますが、使いすぎを防ぐ仕組み作りも行うとさらに効果的です。
特に、支払方法や限度額は使いすぎ防止に繋がる重要なポイント。ここでは使いすぎを防ぐ3つの方法を解説します。
リボ払いや分割払いなどを使わない
支払方法を「一括」に固定するだけでもクレジットカードの使いすぎ防止に繋がります。
リボ払いや分割払いといった複数回にわたって支払が続く方法は、長期にわたって支払を把握する必要があります。毎月支払を考えることにリソースを割かれるうえ、支払が複数重なるとさらに把握が難しくなってしまいます。
また、1回あたりの支払額が少額だとつい何度も買い物をしがちです。1件当たりの支払額は少なくても、積み重なっていくと高額になることも。いつの間にか月々の家計を圧迫してしまうことにも繋がります。
収入に合った限度額を設定する
クレジットカードはそれぞれ限度額が設定されており、初めて作るカードの場合は月あたり数十万円程度が一般的です。
この限度額は自分で設定を変えることができます。月々の家賃や光熱水費もクレジットカードで支払う場合は限度額20~30万円が必要ですが、個人的な支払いだけが目的なら10万円程度に抑えておくと安全でしょう。
それでも心配ならデビットカードを使うのも手
さらに強力な使いすぎを防ぐ方法として「デビットカード」を使う手があります。
デビットカードとはクレジットカードと似ていますが別物で、カードで支払いをすると紐づけられた銀行口座からお金が引き落とされる仕組みになっています。つまり、銀行口座を財布のように使えるカードということです。
口座残高は専用アプリを入れればスマホから確認が可能。口座額以上にお金を使うことはできないため、度を越えた使いすぎ防止に効果的です。
不正利用を防ぐための対策
不正利用は自らの使いすぎと比べ物にならないほど多額の損失が発生する可能性があります。うっかり限度額を高く設定していると、限度額いっぱいまで使い込まれてしまう可能性も…。
そうならないためにも、カード情報の漏洩を防ぐ仕組み作りが大切です。ここでは不正利用を防ぐための3つのポイントを紹介します。
カード情報を求めるメールやSMSに気を付ける
カード情報を抜き取られる手口として最近多いのが、偽のメールやSMSから偽サイトへと誘導する方法です。特にSMSは発信元情報が詳しく確認できないため、メールの真偽が判断しにくい傾向にあります。
これらの手口にかからないようにするには、カード情報を求めるメール・SMSが来たら必ず疑うことです。むやみにURLを踏まず、まずはWEBやSNSで情報を精査しましょう。それでも分からない場合はカード会社に問い合わせるのが安全です。
3Dセキュア(クレジットカード本人認証サービス)を使う
3Dセキュア(クレジットカード本人認証サービス)とは、インターネット上でクレジットカードを使う際に用いられる追加認証制度で、支払時にクレジットカード番号・有効期限に加えてIDやパーソナルメッセージ、パスワードといった追加情報を入力するものです。
WEB上でのクレジットカード決済は「クレジットカード番号」「有効期限」「名前」「セキュリティコード」を求められるのが一般的ですが、これはカードを持っていれば必要情報がすべて分かってしまうため、もし落としてしまった場合は簡単に悪用されてしまいます。
3Dセキュアを追加しておけば、このようなWEB上での不正利用を防ぐことができます。VISA・Mastercard、JCB、AMEXの4社が導入しているため、該当会社のカードを持っている場合は手続きしておきましょう。
利用明細をこまめにチェックする
一見アナログな方法ですが、利用明細のこまめなチェックはとても効果的です。何かあったときの異変にいち早く気づけますし、同時に使いすぎ防止にも繋がります。
不正利用は意外とカードが限度額で止まってから気付くケースもあります。カードの不正利用に対しては一定の補償がありますが、自らに過失がある場合は全額補償されない場合も。
カードのチェックを習慣づけて、不正利用と使いすぎを同時に対策しましょう。
注意点を理解して便利にカードを使おう
クレジットカードは便利な反面、使いすぎや不正利用といった危険性も伴う支払ツールです。しかし、それらの注意点は事前に対策が可能。危険なイメージが先行してしまう方もいるかもしれませんが、特徴と対策を把握しておけばおおよそのことは予防できます。
クレジットカードはどうしても買い物をする必要がある「ここぞ!」というときの強い味方です。これからの人生をアクティブに楽しむためにも、メリハリのあるカードの使い方を心がけていきましょう。
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