春財布という言葉を聞いたことがあるけど、どういう意味?
できるだけ縁起の良い日に春財布を買いたいけど、いつがいいの?
今回はこのような疑問を持つ方向けの記事です。
春を迎え、新生活を始めた人も多いのではないでしょうか。
環境が変わった、気分を変えたいといった理由で財布を新調する人も多いこの季節。
この時期に買う財布は春財布と呼ばれ、非常に縁起が良いとされています。
そこで今回は春財布の意味をご紹介した上で、財布を購入する際に気を付けたいポイントも併せて解説します。
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春財布の由来は財布が”張る”ことから
みなさんは財布をどれくらいの頻度で買い替えていますか?
一般的に、財布は3年〜10年が買い替えの頻度と言われています。
例えば就職や昇進、結婚、新年など、何かのご褒美や節目に買い替えることの多い財布。
実は、財布の買い替えにぴったりな季節が春なんです。
金運や財運アップを願って春に新しく購入する財布のことを春財布といいます。
財布にたくさんお金が入っていると、財布がパンパンに”張る”ことと”春”をかけて、春財布とされています。
とても縁起が良いですよね!
この時期に財布を新調するほどお金が入るとも言われているほどです。
なお、新年=新春と考えて年明けに財布を買い替えることも春財布と呼びます。
そのため、春財布として財布を買い替える際には1月〜4月を目安と考えると良いでしょう。
買い替えには縁起の良い日を選ぼう!
春財布を購入するときは、より縁起の良い日を選ぶのもおすすめです。
縁起が良い日として真っ先に思い浮かぶ大安の他にも、実は縁起の良い日はたくさんあります。
大安(たいあん)
結婚式など、行事の際に気にすることも多い六曜は、日にちの吉凶を占う指標として日本で用いられています。
なお、六曜の曜は星を表した漢字であり、星は金(きん)=お金を連想させることから、六曜はよく賭け事のタイミングを決める際に利用されていました。
中でも大安は、やってはいけないことが何もない日とされています。
決して「大吉」という意味ではなく、「大いに安し、特に害のない日」と考えると良いでしょう。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
一粒万倍日は、その字の通り一粒の種が万倍にも実り、その実りを得る日とされています。
この日は、春財布の購入だけでなく、結婚や起業など何か新しいことを始める日としても良い日柄です。
一粒万倍日は月に4〜6回ほどあるため、例えば財布の購入などのタイミングを合わせやすいという特徴があります。
天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)
何を始めてもうまくいく日とされているのが天赦日です。
天赦日は、中国の陰陽五行説の思想が由来となっている吉日ですが、1年に数回しかないため、財布の購入とタイミングを合わせるのは難しいかもしれません。
なお、この天赦日と一粒万倍日が偶然重なる日もあり、この日は「最強の吉日」とされています。
寅の日(とらのひ)
意外と知られていませんが、縁起の良い日柄として寅の日があります。
トラは足が速く、「(お金が)出ていってもすぐに帰ってくる」と考えられていることから金運アップの動物とも言われています。
毛並みが黄色(金色)なのも縁起の良さの所以なのかもしれません。
寅の日は毎月2~3回ありますので、寅の日に春財布を購入するのも良いでしょう。
しかも今年は寅年!さらに縁起が良いですね!
寅年に関する格言は過去記事をご覧ください。(↓)
財布を選ぶ際に気を付けたいポイント
財布は常に持ち歩くアイテムであるため、好きなデザインやブランドなどお気に入りの財布を持ちたいですよね。
しかし、財布はお金を管理する重要なアイテムであり、単に「かわいいから」「好きなデザインだから」という理由で財布を購入することは避けたいものです。
財布を購入する際にほんの少し意識するだけで、お金を管理しやすい財布を選ぶことができます。
そこで春財布を選ぶ際に気を付けたい3つのポイントを解説します。
①大きさ
以前は長財布など、比較的大きな財布も人気でしたが、ここ数年は小さめの財布が人気です。
その理由として、やはりキャッシュレス決済の普及が挙げられます。
日々の買い物でも財布を取り出す機会は徐々に減っていることを考えると、どれくらいの大きさの財布を買うべきかしっかりと考えることが大切です。
そのため、キャッシュレス決済の利用頻度が高い人はこれまでよりも小さな財布を選ぶと良いでしょう。
必要以上に大きな財布を持っていると、(財布の中にスペースがあるため)不要なレシートを財布に溜めたままになったり、利用頻度の低い店舗のポイントカードまで持ち歩くことになり、お金の管理には不向きです。
一方、キャッシュレス決済を使わない人などは、財布にある程度のお金を常に入れておくことを考えると長財布でも良いかもしれません。
②カードが何枚入るか
たいていの財布は、何枚かのカードが入る仕様になっています。
免許証や健康保険証など、財布に入れておくべきカードを除いた上で、財布にあと何枚のカードが入るのかという点も財布選びの大切なポイントです。
仮に何枚ものカードが入る財布だとすると、クレジットカードやポイントカードも徐々に増えていく可能性があります。
購入する店舗や金額に応じてクレジットカードを使い分ける人もいるかもしれませんが、利用するクレジットカードが増えれば増えるほど支出の手段が分散してしまい、家計管理は難しくなります。
また、クレジットカードのポイントも分散してしまうため、本当にお得なのかはよく考えることが大切です。
また、ポイントカードも「いつか使うだろう」「とりあえずもらっておこう」という気持ちで所持している場合は、お金の管理の側面から考えるとNGです。
なぜなら、ポイントカードがあるからという名目で、「あと〇回利用すれば無料券がもらえる」「あと500円買えばポイントカードが満杯になる」などと考えてしまい、必要性の低いものを購入したり余計な支出を招く可能性があります。
財布に入れるクレジットカードやポイントカードは利用頻度の高いものを厳選し、時には思い切って処分することも視野に入れて整理しましょう。
③お札・小銭の出し入れのしやすさ
財布のデザインを重視するあまり、実用性の低い財布を選んでしまうことも考えられます。
すると、毎回の会計時にお金を出すのが億劫になってつい大きなお金で支払ってしまい、結果として小銭ばかりが増えて財布がパンパンになってしまうことにつながります。
(これは、単に小銭で財布が膨らんでいるだけであって、“張る”財布とはいえ春財布ではありませんよね)
例えば、600円の会計時に「小銭が出しにくい…1,000円札で支払っておこう」といったことを繰り返していると、小銭が増えてお金の管理がしにくくなります。
また、あまりにも小銭を入れるスペースが小さいと、おつりをポケットに入れてやり過ごすなんてことも。
春財布を購入する際には、デザインを重視しつつもお金の出し入れのしやすさを忘れないようにしましょう。
財布は家計管理の第一歩
突然ですが、いま財布にいくら入っているかきちんと把握していますか?
1円、10円単位とは言わずとも、おおよその金額は把握しておきたいものです。
「お金が貯まらない」「気付けば財布にお金がなく、またATMでお金を下してしまう」といった悩みを抱えている方の中には、所持金にも無頓着という方が少なくありません。
財布は直接お金が出入りするアイテムであり、逆にいうと家計管理は財布の中身の管理から始まるといっても過言ではありません。
財布についついレシートを溜めてしまい、数日前・数週間前のレシートが未だに財布に残っているという状況は避けたいもの。
家計の把握・管理方法はさまざまですが、例えば、週末には財布からレシートを取り出す作業を習慣化することも良い心がけの1つです。
取り出したレシートを見ながら家計簿をつけていくと、財布がすっきりするだけでなく家計も把握できて一石二鳥ですよね。
まとめ
今回は春財布の由来や、財布を購入する際に気を付けたい3つのポイントを解説しました。
先述の通り、財布は毎日持ち歩くアイテムであり、お金が直接的に出入りするものです。
少しでも財布が“張る”ように(小銭の詰めすぎという意味ではないですよ!)、春財布を購入する際には、財布の大きさや使い勝手にも着目しましょう。
そして、財布の中を常に整理することで、おおまかな収支を把握でき、取り出したレシートを元に家計簿をつけることもできます。
この季節ならではの春財布。
とっておきの春財布を見つけて、財布の中からお金の管理を始めてみましょう。
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