こんにちは。あしたばライターの桜木です。
突然ですが、皆様は株式投資をしていますか?
去年は新型コロナウイルスの影響により、株価が急降下する場面があり、慌てた方も多かったと思います。
そんなとき、皆様はどんな行動をとられたでしょうか?
誰も正解が分からない株式投資ですが、実は株式の世界にもことわざや格言があり、先人たちが多くのメッセージを残してくれていてます。
今回はコロナ終息が見えない中、こんな時期だからこそ知っておきたい株式の格言をいくつかご紹介したいと思います。
・相場(そうば)にまつわる格言
・干支(えと)にまつわる格言
ご興味がある方は、ぜひ最後までお読みいただけたら幸いです。
相場にまつわる格言
私は新卒のころ某証券会社で営業社員として働いており、そのときに株式の世界にも格言があることを知りました。
株式営業に特に力を入れている証券会社だったので、上司や先輩とのミーティングや研修の中でも格言やことわざを学ぶ機会が多くあり、
後から振り返ると意外に的を得ていることや、人間心理をついているものもありましたのでご紹介したいと思います。
もうはまだなり まだはもうなり
すごくすごく有名な格言です。
これは、「もう」底だと思った時は「まだ」下がるかも知れないと考え、反対に、「まだ」上がると思った時は「もう」天井かもしれないと考えることが大切という意味です。
上がるか下がるか分からない相場の中で自分だけの判断が正しいと考える危険性を指していて、落ち着いて客観的に状況を判断し、冷静に物事をみる重要性が説かれています。
頭と尻尾はくれてやれ
株価は誰にも読めないので後から振り返ったときでないと、どこが天井(頭)だったか、どこが底(尻尾)だったか分からないものです。
一番底や頂上を狙って最大限の利益を狙うよりも、いい頃合いで売買し欲張らずに満足しなさいという意味です。
売った後にさらに上がったとしても、それは「自分だけが儲けるのではなく、人にも儲けさせてあげる。儲け損ねた利益は、頭や尻尾程度の取るに足らない部分と思いなさい。」
株をやるものとして大事な心構えを説いてくれています。
人の行く裏に道あり花の山
もともとは千利休の句と言われ、これもすごく有名な言葉です。
「人が多い道を避けて裏道を行くと、誰も知らないきれいな花の山がある」。誰も行かないような道でも足を踏み出していく勇気が必要だという意味です。
ほかの大勢の人と違う行動をとらなければ利益は出せず、ほかのトレーダーと真逆の行動をとることが大切だと説いています。
まさに逆張り(上がったときに売る・下がったときに買う)ですね。
非常に勇気のいることですが、利益を出している多くの投資家がこれを実践しています。
山高ければ谷深し
急騰した株が下落するときは下げ幅もキツイという意味です。
「人気の高いときはぐんぐん上がるが、飽きられた瞬間急降下になる可能性があるので注意せよ」という教訓です。
強気一色のときは、買いが買いを呼ぶ状況となりますが、 実態以上の上昇を見せたあとは、何かの弾みで一気に急落してしまうことがあるので注意が必要です。
干支にまつわる格言
相場の格言について触れてきましたが、実は干支と株式相場にも古くからの関係があります。
毎年年初の大発会の日には「ゲン担ぎ・ご祝儀相場」として場を盛り上げ、その年の新しい干支にちなんだ関連銘柄が物色する投資家も多く存在します。
ここでは干支にまつわる株式格言についても紹介したいと思います。
十二支の格言
相場格言では干支は「辰巳(たつみ)」から始まります。
「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。戌(いぬ)は笑い、亥(い)固まる、子(ね)は繁栄、丑(うし)はつまずき、寅(とら)千里を走り、卯(う)は跳ねる」
辰年・巳年で株価が天井をつける傾向があり、その後、午年・未年で辛抱の時期が続き、亥年ぐらいから上昇し始めますが丑年には再び下落。しかし、その後再び、辰年・巳年に向けて天井に向かうというサイクルがあるとされています。
今年 2021・丑年(うし)
今年の2021年は丑年です。干支の格言でいうと「丑はつまずき」となっています。
「丑」という文字は手の指先を曲げ、ものをつかむ形を表した象形文字といわれており、芽が種子の中に生じてまだ伸びることができない状態を表しているといわれています。
過去の丑年では、1973年はオイルショック、1997年はアジア通貨危機など経済活動に大きな混乱がおきている事実もあります。
今年はどうなるか分かりませんが、丑年は景気の谷になりやすいようです。
去年 2020年・子年(ねずみ)
子年だった2020年は、「子は繁栄」となっています。去年はコロナウイルスの世界的な大流行で、経済の先行き不透明感が台頭し、大幅に下落する場面もみられました。
しかし各国の経済対策をはじめワクチンや治療薬の開発期待から持ち直しの動きをみせ、結局は1991年以来、29年ぶりに2万6,000円台に乗せ「子は繁栄」の格言通りとなりました。
来年 2022年・寅年(とら)
では来年2022年の寅年はどうでしょうか?相場格言では「寅千里を走り」となっています。
景気の谷になりやすい丑年とは反対の、上昇にむかって助走をつけているような感じでしょうか。
ただ過去の寅年をみてみると実際は政治混乱、円高進行の局面が多く低調な年が多いです。
しかし続く卯(う)年、辰(たつ) 年と成績良好傾向な年を前に、結果的に寅年が買い場となっているのかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
今回触れた格言以外にも、投資の世界にはアノマリー(説明できないジンクス)がたくさん存在します。
マーケットの動きを予想することはプロでも難しく、どこが天井でどこが底だったかは、結局後から振り返ってみないと分かりません。
あくまでもジンクスですが、迷ったときには、先人たちが残してくれたメッセージを思い返し、心を落ち着かせることも大切かもしれませんね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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