周りの人を見てこのように感じたことはありませんか?
お金が貯まる人には共通点があります。それは「お金の貯め時」を逃さずに活用していること。
人生には、お金が貯まりやすいタイミングつまり「貯め時」が存在します。しかし、多くの人はその時期を見逃し、無駄遣いや浪費でチャンスを失ってしまいがちです。
この記事では、人生における「貯め時」5つのタイミングをご紹介しながら、その理由について解説します。ぜひ最後までご覧ください。
・「貯め時」とは何か?
・人生の「貯め時」5つとその理由
・貯め時にやるべきこと&NG行動
・お金が貯まる人が共通してやっている4つの習慣
・まとめ|「貯め時」を知って上手に貯めよう
「貯め時」とは何か?

お金を貯めやすい時期=貯め時
「貯め時」とは、人生の中でお金が貯まりやすいタイミングを指します。
たとえば、支出が少なく収入が安定している時期、生活環境が整っている時期などがあてはまります。
逆に、家族構成の変化やライフイベントの直前・直後などは、お金が出ていくタイミングとなり、貯めるのが難しい時期です。
人生の「貯め時」5つとその理由

ここからは、実際に「貯め時」とされるタイミングを、理由と合わせてご紹介します。
以下にご紹介する内容は、会社員として長く務める一般的なケースを前提としています。今は価値観や働き方も多様化しているため、それぞれのライフステージによって貯め時のタイミングは異なることをお承知おきください。
①社会人1〜3年目(20代前半)
【理由】
- 実家暮らしが多く、家賃や食費の負担が少ない
- 働き始めたばかりで、貯蓄習慣を身につけやすい
- 周りからお金に関する話を聞く機会も多くなり、貯蓄意識が高まりやすい
社会人になりたてのこの時期は、固定費が少なく、貯蓄に回せるお金が意外と多い時期。生活水準を抑えたままスタートし、貯めるクセを早期に作ることで、その後の人生に大きな差が出ます。
少額からでもよいので、NISAなどで資産運用を始めて将来に備えておきましょう。
②独身時代(20代後半〜30代前半)
【理由】
- 家族の扶養がない分、自由に使えるお金が多い
- 入社直後に比べ、収入が安定してくる
- 転職や副業などで収入アップのチャンスも多い
独身時代は支出のコントロールがしやすく、貯蓄目標も自由に設定できます。この時期に「なんとなく使う」のをやめて、「目的に合わせて貯める」ことを意識すると、将来の選択肢が広がります。
③子どもが小さい時期(30代前半〜40代前半)
【理由】
- 3~5歳までは保育所、幼稚園の利用料がかからない(住民税非課税世帯は0~2歳も無償)
- 小学校低学年までは教育費が少なめ
- 固定費を見直すチャンスも多い
子育てが始まると出費が増えがちですが、意外とまだ本格的な教育費がかかっていないこの時期は、お金を貯めるのに良いタイミングです。
結婚後はお金への意識が強くなるため、貯金へ意識が向きやすい時でもあります。夫婦の協力で家計管理を工夫しながら、教育資金・住宅資金・老後資金の三大資金を意識した準備をスタートしましょう。
④子どもの独立後(50代)
【理由】
- 教育費や生活費の負担が減る
- 自分の老後資金に集中できる
- 住宅ローンの完済タイミングも重なりやすい
子どもが大学を卒業した後は、支出が一気に減少します。
この時期は、老後資金づくりのラストスパート。NISAやiDeCoなど国の制度も活用しながら、退職後の老後生活に向けて積極的に資産運用をおこなうのも良いですね。
⑤定年退職直前・退職金受け取り時(60代前半)
【理由】
- 退職金や企業年金の受け取りで一時的に大きな資金が入る
- 生活費が下がりやすくなる
- 老後の生活設計に合わせた資産管理ができる
退職金の受け取り時期は、大きな資金が手に入り最後の貯め時といえるでしょう。ただし大きな資金が入るこのタイミングは「使いすぎ」に注意しなければいけません。ここを“貯め時”と認識し、衝動的に大きな買い物などをするのは避けて計画的に使うことが大切です。

「貯め時」にやるべきこと&NG行動

やるべきこと
- 先取り貯金:収入の一部を自動的に別口座へ
- 目的別貯金:マイホーム資金、教育資金など明確な目標を設定
- 投資との併用:インフレに備えて、リスクを分散しながら資産運用
貯め時を活かすには、「お金を貯める仕組み」を先に作ることが大切です。手元にあると使ってしまう場合は、自動引き落としや定期積立を活用しましょう。また、貯金だけではお金の価値が低下してしまうリスクがあります。インフレ対策として資産運用もおこなうのがおすすめです。

NG行動
- 生活水準の無計画な引き上げ
- ボーナスの全額消費
- 家計簿をつけない・収支管理をしない
せっかく貯め時のタイミングがきても「収入が増えたから、生活もレベルアップしよう」という考えではお金は貯まりません。貯まる人は、収入が増えても支出はそのままです。貯めるべきタイミングを逃さないようにしましょう。
お金が貯まる人が共通してやっている4つの習慣

① 支出を“見える化”している
家計簿アプリやExcelなどを使い毎月の収支を把握しましょう。そうすることで、支出のムダがわかり自然と浪費が減ります。お金の流れを可視化し、何にどれだけ支出しているのかを把握することが大切です。
② 生活水準を急に上げない
先述したように、経済的に余裕ができるとつい生活水準を上げてしまいがちです。しかし一度生活水準を上げてしまうとそれに慣れて元に戻すのが難しくなってしまいます。
収入がアップしてもそのままの生活水準を守り、残りの分を貯めることを心掛けましょう。
③ 明確な目標をもっている
「5年後にマイホーム購入」「子どもの大学費用を用意する」など、“いつまでにいくら貯める”という明確な目標があると計画的に貯めやすいです。
そうすると、貯蓄に対するモチベーションを保つことができ、継続的に貯めやすくなります。
④ コツコツ投資をしている
お金を貯めている人は、長期的に資産形成をおこなっている人が多いです。NISAやiDeCoなどで毎月決まった金額をコツコツ積み立て、少しづつ資産を増やしていきます。
また、貯め時のタイミングでまとまった資金のあるときは、NISAの成長投資枠で一括投資するのもおすすめです。
いずれにしても貯蓄だけではお金の価値が低下してしまうので、ぜひ資産運用をおこない積極的に資産を増やしていきましょう。
まとめ|「貯め時」を知って上手に貯めよう

人生には、お金が自然と貯まりやすい“タイミング”が必ずあります。しかし、それに気づき、行動に移せるかどうかが分かれ道です。
今がその貯め時かもしれません。まずはできることから始めてみましょう。
お金に関するお悩みは、ぜひお気軽に「FPオフィスあしたば」にご相談くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
【あしたばライター:藤元綾子】
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