こんにちは、あしたばライターの水野です。
今回は、キャッシュレス決済の中から、まだまだ新しい「QRコード決済」について。
具体的に「paypay(ペイペイ)」の使い方を、仕組みなども含めて見ていくことで、改めて「QRコード決済」ってどんなものなのか、イメージしてもらえればと思っています。
ちなみに今回取り上げる「paypay」は、NECソリューションイノベータの調査によると、「スマホ決済の利用者の66%が利用している」のだそう。
QRコード決済に限らず、他の電子マネーなどと比べても「paypay」の利用者数は突出しているので、今回は「paypay」に注目してみたいと思います。
paypay(ペイペイ)とは
「paypay」は、現金を使わずに、スマホだけで支払いができるサービスです。
スマホにアプリをダウンロードし、「QRコード」や「バーコード」を表示して支払いを行います。
登録や決済サービスの利用などにお金はかかりません。
2021年5月31日の時点でpaypayのホームページによると、登録ユーザー数は3,900万人。
使えるお店はコンビニや、ドラックストア、飲食店など316万か所以上。
ネットサービスや公共料金の支払いにも利用することができます。
さらに、現金での支払いと違って、paypayで支払いをすると、「paypayボーナス」がもらえます。
「paypayボーナス」は、クレジットカードのポイントのようなもので、チャージした「paypay残高」と同じように、支払いに使うことが出来ます。
使用状況などによって還元率が変わりますが、通常は決済金額の0.5%が付与されます。
【チャージから支払いまで】paypayの使い方を解説
①アプリをダウンロードして登録
「Apple store」、「Google play」からpaypayのアプリをダウンロードします。
アプリを起動して、電話番号とパスワードを入力。
「同意して新規登録」をクリックするとSMSで認証コードが送られてきます。
この認証コードをアプリに入力すると登録完了です。
出典:paypayホームページ
②支払方法を選ぶ
paypayでの支払い方法は2つ。
1)チャージした「paypay残高」で支払う
2)クレジットカードで支払う
1)チャージした「paypay残高」で支払う
「paypay残高」とは下の画面の「247円」の部分のこと。
247円分利用できますよ、という状態です。
この「paypay残高」どうやって増やす(チャージする)のかというと、銀行口座とアプリを連携させる、または、コンビニのATMを使うなどの方法があります。
銀行口座をアプリで登録しておくと、スマホを使って必要な金額を手元でチャージすることができます。
アプリで銀行口座を事前に登録します。(本人確認など追加で手続きが必要です。)
必要な金額を「paypay残高」に「チャージ」します。
この画面で「1,000円」と入力すれば、銀行口座から1,000円がチャージされて、paypayで利用できる残高は1,247円になります。
他にも、コンビニのATMで現金をチャージすることも出来ます。
2)クレジットカードで支払う
クレジットカードを登録しておいて、クレジットカード払いにすることも出来ます。
なお、クレジットカードは、yahooカード以外はキャンペーンの特典を受けられないなど条件があるのでちょっと注意が必要です。
ちなみにpaypayのホームページでは、銀行口座からのチャージがおすすめされています。
③レジでの支払い方法
まずはレジで「paypayで支払います」、と伝えます。
お店によって読み取りの方式が2種類あります。
1)QRコードを見せる
2)お店のQRコードを読み取る
1)QRコードを見せる
出典:paypayホームページ
スマホでアプリを起動させ、バーコードの画面を店員さんに見せ、バーコードを読み込んでもらえば支払い完了です。
2)お店のQRコードを読み取る
出典:paypayホームページ
お店に置いてあるQRコードを読み取り、支払う金額を入力します。
「次へ」を押すと、自動で、金額の表示が回転。
お店の人に、入力した金額に誤りがないか確認してもらえば、支払い完了です。
【20%還元も!】paypayのお得なキャンペーン
20%還元キャンペーン
paypayといえば、サービス開始後まもなく、2018年12月に行われた「100億円あげちゃうキャンペーン」ではないでしょうか。
出典:paypayホームページ
Paypayで支払いをすると、支払金額の20%がpaypayボーナスとして還元される、という内容のキャンペーンでした。
予定では約4か月のキャンペーンでしたが、利用が殺到し、開始からわずか10日で終了しました。
このときの20%還元の上限(月額)は5万円相当。
25万円利用すると上限いっぱいの、5万円相当が還元されるというものでした。
ここまで大きな金額の還元ではありませんが、今も色々なキャンペーンが行われています。
地方自治体と共同でキャンペーン
地方自治体と組んだ還元キャンペーンも行われています。
2021年6月は、赤色に塗りつぶされている都県でキャンペーンが開催されているようです。
出典:paypayホームページ
例えば、さいたま市では、2021年6月1日から1か月間「頑張ろう!さいたま市!最大20%戻ってくるキャンペーン」を実施しています。
出典:paypayホームページ
還元率や1回あたりの上限金額などは自治体によって様々ですが、今回のさいたま市の場合は、1,000円相当/回・10,000円相当/期間となっています。
つまり、上限いっぱいで還元してもらうには、1回5,000円で買い物。
期間を通して50,000円のお買い物をすれば、10,000円相当が還元されることになります。
なかなかピッタリは難しいですし、対象の店舗が中規模・小規模のpaypay加盟店の中でさいたま市とpaypayが指定する店、となっています。
とはいえ、普段よく利用するお店が対象になっていたら、ぜひ活用したいキャンペーンです。
こんなポスターやのぼりが対象店舗の目印です。
出典:paypayホームページ
以前の20%還元キャンペーンでもらったpaypay ボーナス
ここで私の実体験を少し。
こちら、以前の20%還元キャンペーンで付与された「paypayボーナス」です。
paypayで支払うと、最大で1,000円相当のpaypayボーナスが20%もらえる、というキャンペーンでした。
私はクリーニング店で6,000円使って、後日1,000円のpaypay残高が付与されました!
paypayで税金・公共料金の支払いや、ふるさと納税も
税金や公共料金の支払い
「paypay」で、公共料金や税金の支払いも出来ます。
出典:paypayホームページ
払込票のバーコードをアプリで読み取り支払います。
もちろんpaypayボーナスもしっかり付与されるとのこと。
払わなくちゃいけないものを払って、ポイントがもらえる・・・!?
その衝撃はこちらの記事で詳しく。
ふるさと納税
ふるさと納税の支払いもpaypayで出来ちゃいます。
「さとふる」のサイトを使った場合限定ですが、支払い方法としてpaypayを選ぶことが出来ます。
(「さとふる」paypayオンライン決済でのお支払い方法詳細)
paypayの安全対策
ここまで、paypayの使い方やお得なキャンペーンを見てきましたが、キャッシュレス決済で気になるのはやはり、安全に使えるのかということですよね。
まだまだ新しいサービスですから、漠然とした不安を抱いてしまいますが、それが具体的にどんな不安なのか、考えてみましょう。
- 支払い情報の盗用
- なりすまし
- スマホの紛失・盗難
こういった不安に対してどんな対策が取られているのか、引き続きpaypayを例に見てみます。
①支払い情報の盗用
paypayでは、アプリで銀行口座やクレジットカードの情報を登録しますよね。
paypayの場合は、登録した銀行口座の情報やクレジットカード情報は、暗号化して保護されていて、他人に渡すことなく決済できます。
②なりすまし
悪意のある人が、あなたになりすまして決済やチャージを行う事も考えられます。
いつも使っているスマホではなく、他人が違う端末からアクセスしたときには、ショートメッセージで本人確認の通知が届くため、他人の利用をブロックすることが出来ます。
③スマホの紛失・盗難
スマホに銀行口座を紐付けたり、チャージしたりしているわけですから、スマホをなくしたり、盗まれたりしたら大変です。
スマホ本体のセキュリティで、パスワードや生体認証を設定しておくことで、paypayなどの決済アプリだけでなく、他の大切な情報が他人に渡るのを防ぐことが出来ます。
paypayアプリでも、アプリへのログインパスワードの設定や生体認証の設定が出来るので、スマホ本体に、さらにアプリにと2重にロックをかけておくことも出来ます。
補償と自分でできる対策
paypayを利用していて、不正利用によって被害を受けた場合、原則被害額の全額が補償されます。
ほかにも、自分で利用可能額を設定することで、使い過ぎはもちろん、万が一の場合の不正利用対策にもなります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「paypay(ペイペイ)」に注目してみましたが、「QRコード決済」はほかにも「楽天pay」や「d払い」などいろいろあります。
さらに電子マネーやクレジットカードもあって・・・、と選び放題なのですが、選択肢が多いとそれだけ迷ってしまいますよね。
今回の記事が、皆さんが色々と比べて、自分が納得できるものを選ぶときの手掛かりになれば嬉しいです。
もっと将来のお金についても考え始めたいな・・・という方は、あしたばFPにご相談くださいね。
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