「毎月のお小遣いがもう少し増えたらなあ…」
「まわりはどれくらいのお小遣いをもらっているんだろう?」
サラリーマン(会社員や公務員)の方にとって、毎月のお小遣いは自由に使える貴重なお金!
夫婦別財布でやりくりしている家庭もあれば、妻(夫)がきちんと家計を管理し、毎月決められた金額をお小遣いにしている家庭もあるでしょう。
独身であれば、さらに自由にお金を使うことができますよね。
一方で、お小遣いの平均額が気になったり、「お小遣いがもっと増えればいいなあ」と考えたことがある方は多いのではないでしょうか。
そこで今回はサラリーマン(会社員)のお小遣いに関するデータをまとめました。
まずはお小遣いの平均額に関するクイズを解いてみましょう!
※なお、本記事でご紹介するデータは、全て新生銀行グループ「2020年サラリーマンのお小遣い調査」より引用しています。
(中学生のお小遣い相場についての記事はこちら↓)
クイズ
新生銀行グループによる「2020年サラリーマンのお小遣い調査」によると、サラリーマン(男性会社員)の月の平均お小遣い額はいくらでしょうか?
①約29,000円
②約33,000円
③約39,000円
④約41,000円
↓↓↓
↓↓↓(答えはこちら)
↓↓↓
正解は、③の約39,000円です。
「平均よりも多い♪(少ない!)」といった声が聞こえてきそうですが、みなさんの毎月のお小遣いと比較すると、いかがでしょうか?
もう少し詳細を確認しましょう。男性会社員のお小遣いの平均額は39,419円ですが、年代ごとに平均額が異なります。
データからは40代の男性会社員のお小遣いが特に低いことがわかります。
この年代は住宅ローンや子供の教育費が重くのしかかる世代でもあるため、お小遣い額にも顕著に反映されている可能性があります。
一方の女性会社員のお小遣い額の平均は以下の通りです。
女性会社員のお小遣いの平均額は33,854円と、男性よりも5,500円ほど少ないことがわかります。
また、男性会社員と同様に40代のお小遣い額が30代と比べて非常に少ないことも読み取ることができます。
40代はやはり支出が増える年代であるため、お小遣い額を絞っているという家庭が多いのかもしれません。
50代になってもお小遣い額はほとんど変わらない点も、女性会社員の特徴の1つです。
昼食にお弁当を持参したり、家計を考慮してお小遣い額を減らしたりと工夫している年代なのかもしれませんね。
お小遣い額の平均値を知ることは家計管理の第一歩です。
上記の表はあくまでも平均値ですので、一喜一憂せずに参考程度に捉えておきましょう。
お小遣い額の推移
続いては2009年から2020年の約10年間における平均お小遣い額の推移を確認しましょう。
男女共、年々お小遣いの平均額が減少していることがわかります。特に、男性会社員の減少が顕著と言えます。
昨今の不透明な経済情勢や新型コロナウイルス感染症による影響を考えると、今後もお小遣いの平均額は男女共4万円以下という状況が続きそうです。
サラリーマン(会社員)にとっては非常に厳しい現実ですが、少しでも工夫して、有意義にお小遣いを使いたいものですね。
お小遣いの金額アップには収入面が直結!?
自由に使えるお金はできるだけ多いほうが嬉しいものですが、「なかなかお小遣いが増えない」と嘆く方も多いのではないでしょうか。
ではどうすればお小遣い額がアップするのでしょうか?
続いては「お小遣いがアップした理由」について以下のグラフで確認しましょう。
男女共に、お小遣いがアップした理由の1位は「給与が上がったから」でした。
2位は「副業をはじめたから」であることを加味すると、やはりお小遣い額のアップには収入(給与)を上げることが一番の近道だと言えます。
そして、ここで注目頂きたいのが3位の「投資などを始めた」という理由です。
投資はできるだけリスクの低い方法で運用することによって、リスクを回避しつつ利益を確保できる可能性が高くなります。(必ず増えるというわけではありませんので、リスクを理解した上でスタートしましょう。)
単に銀行で貯蓄をしているだけではなかなかお金を増やすことはできません。
給与アップや副収入を得る方法を検討しながら、積極的に投資にも興味を持つことが大切です。
お小遣いの使い道と簡単な節約方法
最後に、男性会社員と女性会社員それぞれのお小遣いの使い道と、簡単な節約方法をご紹介します。
下の表は男性会社員のお小遣いの使い道です。
女性会社員のお小遣いの使い道は以下の通りです。
男女揃って「昼食代」への支出が1位となりました。
つまり、お小遣いから昼食代としての支出額をできるだけ減らすことができれば、自由になるお金が増えることになります。
簡単に実践できる昼食代の節約方法としては、以下の方法があります。
- お弁当を持参する
- 飲み物を持参する
- できるだけ安いランチで済ます
いきなりお弁当を持参することが難しい場合は、まずはマイボトルを利用して飲み物だけでも持参しましょう。
出勤前・ランチ前後・帰宅途中にコンビニコーヒーを購入しないだけでも、月に数千円程度は浮きますよね。
また、ランチ代を安く済ませる工夫も良いでしょう。
オフィス周辺や外出先で格安ランチを探してみると、意外なところにリーズナブルなお店を見つけることができるかもしれません。
また、お小遣いの使途の2位は「携帯電話代」でした。いわゆる通信費ですね。
最近では格安スマホのプランが各社から続々と発表されています。通信費は毎月の固定費ですから、見直すことでお小遣いにはプラスの影響があります。
お小遣いの支出先を考えながら、無理なく実践できる節約方法を試してみてくださいね。
終わりに
今回はサラリーマン(会社員)のお小遣いについて、最新データを元に解説しました。
お小遣いの平均額や直近10年間のお小遣い額の推移を見ると、「お小遣いはしばらく増えないんだろうなあ…」なんて声も聞こえてきそうな結果となりました。
「お小遣いがもっと増えたらいいのに…」なんて思っているだけではなかなか増えません。
収入を増やす、副収入を得ることも意識してみましょう。
しかし、会社によっては昇給・昇格が厳しかったり、就業規則により副業が認められていない会社も数多く存在します。
そんな方にこそ、ぜひ投資をスタートして頂きたいと思います。
投資はギャンブルではありません。
時間を味方につけながら「お金に働いてもらう」ことができれば、きちんと利益を確保できる可能性が高くなります。(投資をすれば必ず増えるというわけではありませんので、リスクがあることを理解した上でスタートしましょう。)
弊社では、これまで投資経験のない投資ビギナー向けのセミナーや相談を随時開催しています。まずはお気軽にご相談ください。