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へそくりの平均額ってどれくらい?

みんなへそくりって貯めているの?

へそくりの平均額ってどれくらい?

今回はこのような疑問を持つ方向けの記事です。

毎月の家計やお小遣いの一部をへそくりとして貯めている人もいるでしょう。

自分の趣味に使ったり、急な支出に充てたりと使途はさまざまです。

しかし、へそくりはパートナー(夫・妻)にも内緒にしていることが多く、その実情はなかなか掴みにくいのではないでしょうか。

そのため、今回はへそくりの平均額について、調査結果を交えて解説します。

平均額を参考にしながら、コツコツと、そしてこっそりとへそくりを増やしてみましょう。

※なお、今回の記事でご紹介する調査データは、スパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2021」より引用しています。

「へそくり」の定義や語源


へそくりとは、家族共同のお金ではなく個人的に使うことができるお金をいいます。

漢字で「臍繰り(もしくは臍繰)」と表すように、懐の奥深くにしまっておくべき隠し金と解釈されています。

なお、へそくりの語源は諸説あります。

そのうちの1つに、昔はお金や貴重品を腹巻などでお腹回りに巻きつけておくこともあったため、他の人に知られないようにひそかにお金を貯めておくこと隠してあるお金そのものを「へそくり」と言うようになったという説があります。

へそくりをしている人の割合と平均額


スパークス・アセット・マネジメント株式会社による調査では、1000名の男女に「パートナー(夫・妻)に隠して蓄えているお金があるか=へそくりがあるか」と聞いたところ、へそくりをしている人は全体で46.7%となりました。

へそくりをしている人の割合は以下の通りです。

上の表からも分かる通り、全体では半数近い人がへそくりをしており、男性よりも女性のほうがへそくりをしている人の割合が多いことがわかります。

女性が家計の管理を担うという世帯も多く、家計をうまくやりくりしながら余剰金をへそくりとして貯めている人もいるでしょう。

続いて、へそくりの平均額について見てみましょう。

「へそくりをしている」と回答した男性(2020年は216名、2021年は215名)と女性(2020年は257名、2021年は252名)に、今度は平均額を尋ねたところ、以下の結果になりました。

へそくりをしている人の平均額は155万円です。

平均額についても、男性よりも女性のほうが60万円多い183万円(2021年)という結果になりました。

ここで注目したいのが、2020年と2021年のへそくりの平均額を比較すると、全体・男女共に金額が減少している点です。

へそくり金額の減少にはさまざまな要因が考えられるものの、コロナによる収入の減少や在宅時間が増えて夫婦それぞれのお財布事情を知る機会が自然と増えた(=へそくりに回すお金が減った)からという可能性が考えられます。

へそくりの目的は?

へそくりをしている人の多くは、何かしら目的を持ってへそくりをしています。

ここではへそくりの目的について確認しましょう。

なお、下記の調査結果はスパークス・アセット・マネジメント株式会社「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2019」より引用しています。

男性は、第1位である「自分へのご褒美消費のため」という目的が、第2位の「老後の生活費のため」に大きく差をつけています。

また「旅行に行きたいため」という理由も第3位にランクインしていることを考えると、男性は現在もしくは数年先の楽しみを目的にへそくりをしているという人が多いことが分かります。

一方の女性は第1位の「老後の生活費のため」と第2位の「自分へのご褒美消費のため」が僅差であり、さらに第3位は「家計の収入が途絶えたときの備えのため」であることを考えると、女性はへそくりで備えを確保している傾向にあります。

なお、へそくりをする心理には①現在もしくは将来の不安の解消と、②欲求の解消の2種類があると言われています。

①は、例えば老後や教育資金などのために金銭的な備えを確保して不安をなくす目的が該当します。

また、離婚や病気、失業といった突発的なトラブルもへそくりがあれば当面の生活の支えになるでしょう。

②の欲求の解消については、例えば家計から自分へのご褒美費を捻出すると罪悪感を抱くこともあるでしょうが、へそくりであれば自分の思うように使うことができ、パートナー(夫・妻)にも気兼ねすることはありません。

へそくりをする場合は、何らかの目的を持って実践することで、ある程度貯まったときの達成感安心感を得ることができます。

へそくりはどうやって貯める?効果的な方法3選

すでにへそくりがある人も、これからへそくりを貯めてみようという人も、へそくりはコツコツとお金を貯めていく必要があります。

へそくりとして確保できるお金は決して大きくないものの、効率良く貯めていくことで徐々に大きなお金になるため、どのようにしてへそくりを貯めるかという点はしっかりと考えたいものです。

そこで効果的にへそくりを貯められる方法を3つご紹介します。
ライフスタイルやへそくり額に応じて、適切な方法を選んでみましょう。

①500円玉貯金

その名の通り、500円玉を貯金箱に入れていくスタイルのへそくりです。

気軽に始めることができ、500円玉が貯まっていく様子が重さで実感できるので、へそくりを貯めている成果をより実感しやすい方法です。

ただし、貯金箱の保管場所次第ではパートナー(夫・妻)にバレやすいので、貯金箱をどこに置くかは吟味する必要があるといえます。

②電子マネー

昨今はキャッシュレス決済を利用する人も大幅に増え、電子マネーをよく使うという人も多いのではないでしょうか。
へそくりとして貯めたいお金ができれば、その都度電子マネーにチャージしていく方法もおすすめです。

この方法の場合、へそくりの所在を家族に知られる可能性は非常に低いのが特徴です。

ただし、家計と一緒になってしまうとへそくりの管理が難しいので、へそくり用の電子マネーを用意すると良いでしょう。

③投資信託

500円玉貯金や電子マネーをへそくりに利用するのも良いですが、せっかくコツコツと貯めるのであればお金に働いてもらう仕組みを積極的に活用しましょう。

中でも、投資信託は少額でスタートすることができ、つみたてNISAなど国の非課税制度を利用することでより効率良くへそくりを増やすことができます。

この方法は特に、老後資金や教育資金など、中長期的な積み立てを目標にしている人には最適です。

つみたてNISAの概要については過去記事をご覧ください。(↓)

そもそも「つみたてNISA」って何?そもそも、つみたてNISAとは? できるだけ分かりやすく「基本のき」をご説明します。...

目標に向かってコツコツと貯めてみよう

今回はへそくりに関する調査結果を元に、へそくりをしている人の割合や平均額について解説しました。

へそくりをする目的は男女によって差があり、また金額も女性のほうが多いという結果がわかりました。

へそくりを貯める方法はたくさんありますが、少額のお金だからこそ効率良くへそくりを増やしたいものです。

「へそくり(お金)を貯めておく」だけでなく、お金を貯めつつ働かせて増やす視点もぜひ取り入れて頂きたいと思います。

弊社では、コツコツとお金を積み立てるときに利用したいつみたてNISAについて、セミナーや個別相談にて基礎知識をお伝えしています。

もちろん、「つみたてNISAを始めるにはどうすればいい?」「まとまった金額のへそくりがある」など、具体的なご質問や個別ケースも大歓迎です!

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問10 : 金銭面で不安なこと・モヤモヤすること(複数選択可)