みんなどうしてる?お金のこと

「学資保険」と「貯金」はどっちがオススメ?学費の賢い貯め方は?

「学資保険は本当にオススメなの?」

「貯金と何が違うの?」

この記事は、そんな疑問を持った方向けの記事です。

皆さんは子供の教育費をどう貯めていますか?貯金している方が多いと思いますが、預金は利率が低いため「もっといい方法は無いの?」と悩んでいる方もいると思います。

そこで登場するのが「学資保険」ですが、本当に学資保険はオススメなのでしょうか?
どれくらいお金が増えるのかデメリットは無いのか、など、制度がハッキリしないとイマイチ選びにくいですよね。

そこでこの記事では「本当に学資保険はオススメなのか」に焦点を当てて、貯金と学資保険の差について解説していきます。

「学資保険」みんなどうしてる?SNS上でも意見が割れる

学資保険の制度を解説する前に、どれくらいの方が学資保険に加入しているのかを見てみましょう。やはり学資保険は気になるポイントのようで、ツイッターを覗くと加入状況に関するアンケートが複数見受けられました。

 

どちらのアンケートでも「入っている」と「入っていない」が割れる結果となっており、家庭によって扱いが異なる様子が見て取れます。

ちなみに、少し前のデータですが、2013にNTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が実施した学資保険に関する調査(https://research.nttcoms.com/database/data/001583/)でも「加入している」が57.2%、「加入していない」が42.8%と大きく割れる結果となっています。

【図1】学資保険の加入状況<全体>(単一選択)出典:https://research.nttcoms.com/database/data/001583/

いつの時代も学資保険に加入するかどうかは各家庭で悩むポイントのようです。

「学資保険」を選ばないケースの理由は?

では、学資保険を選ばないケースの理由は何でしょうか?実施した学資保険に関する調査(https://research.nttcoms.com/database/data/001583/)によると、下記のようになっています。

  • 学費のために預貯金をしているから(35.6%)
  • 必要だとは思うが保険料を支払う余力が無いから(31.5%)
  • 学資保険のことをよく知らないから(21.7%)
  • そう多くの学費は必要でないと思うから(8.5%)
  • 学費のために投資を行っているから(7.6%)

2013年当時でも、約35%の方が貯金での管理を理由にしています
しかし、一方で「学資保険のことをよく知らない」という方が20%以上いることも分かります。単に知らないから選ばないというのは、ちょっともったいないかもしれません。

「貯金」は自由に引き出せて使い勝手が良い

学資保険に加入せず、貯金を選んでいるケースの理由はなんでしょうか?ハッキリした答えは分かりませんが、理由の一つに「いつでも引き出せる」使いやすいさがあるのではないでしょうか?

子どもにかかるお金は成長過程によってさまざま。保育園や小学校の準備金、習い事や塾もありますし、初節句や七五三などもお金がかかるイベントです。そのため、必要に応じて引き出せる貯金を選ぶ方が多いのかもしれません。

 

そもそも「学資保険」とは?制度の基本と2つのポイント

改めて学資保険の基本を見ていきましょう。学資保険にはコツコツ積み立てる「貯蓄型」と、もしもに備える「保証型」の2種類がありますが、ここでは貯蓄型に絞って解説していきます。

教育資金を貯めるための保険*払戻率105%以上の商品も

学資保険とは、その名のとおり「子供の教育資金を貯めるための保険」です。基本的に親が契約者、子が被保険者となりますが、祖父母が契約者となるケースもあります。

  • 保険の目的
    子供の教育資金の積み立て
  • 契約者
    基本的に親だが祖父母も可能
  • 被保険者
    子、契約者が祖父母なら孫
  • 保険料の支払タイミング
    月払い、半年払い、年払い、全期前納払い、一括払い
  • 払戻金の受取タイミング
    満期時、各種祝い金(自由に引き出すことはできない)

※払戻金は一時金や雑所得として扱われ、課税されるケースがあります

なお、払い込んだ保険料に対する払戻金は、払戻率が高いと105%前後の商品もあります。ただ、医療保障や死亡保障が付いた商品、祝い金の支払割合が高い商品などでは、払戻金が元本以下になるケースもあることを覚えておきましょう。

受取時期は満期や進学に合わせた祝い金で

学資保険の受取時期は、保険の満期に一括で受け取る方法と、子供のイベントに合わせて祝い金で受け取る方法があります。

どちらを選んでもOKですが、満期で受け取る方が積み立て期間が長くなるため、払戻率が高い傾向にあります。なお、祝金の受取タイミングには、小学校・中学校・高校・大学の入学時、成人時などがあります。

なお、途中で引き出すことはできず、途中で引き出したい場合は途中解約することとなります。

契約者が死亡した場合は以降の掛金が免除に

じつは学資保険には、ある大きなメリットがあります。それは、契約者が死亡した場合、掛金を払っている途中でも、それ以降の掛金が免除になること。もちろん、満期保険金や祝い金は契約内容どおり受け取れます。

もし両親のどちらかが亡くなってしまった場合、一人の収入で学費の貯金まで稼ぐのは大変ですが、学資保険に入っていれば安心。学資保険は子供の教育費を用意する実行力が高いツールと言えます。

結局「貯金」と「学資保険」はどっちがいいの?

学資保険にはお金を増やせたり、確実に教育費を用意できたりといったメリットがありますが、貯金よりも優れているツールと考えて良いのでしょうか?

答えとすると、
お金を貯める面」は優れている。
お金の使い勝手」は劣っている。

と言えるのではないでしょうか。

つまり、貯金と学資保険どちらを選ぶかは、家庭の収入状況や重視するポイントによるということ。ここでは、それぞれのメリットからおすすめの使い方を解説します。

使い勝手優先なら「貯金」利率の高いネットバンク活用を

学資保険はお金の受取タイミングが決まっているため、お金を必要に応じて使いたいなら、銀行口座に貯金しておくのがおすすめです。

しかし、貯金はほとんどお金が増えないデメリットがあります。余りに利息が少なく、タンス預金と変わらないようなこともしばしば。

そこでおすすめなのが、比較的金利の高いネットバンクです。一般的な銀行預金は、利率が「0.001%」のような超低金利も珍しくありませんが、ネットバンクは「0.1~0.25%」の金利が付く場合もあります。
普通預金でも0.1%以上の金利を用意しているケースもあるため「金利なんてどこも一緒」と思わず、しっかりリサーチしておきましょう。

確実に学費を用意したいなら「学資保険」

確実に学費を用意したいなら、契約者死亡時に掛金が免除される学資保険を選ぶのがおすすめです。両親に万が一のことがあったとしても、確実に子供にお金を残せます。

また、積み立てたお金は、高ければ約105%の払戻率で戻ってきます。お金は払戻時以外は引き出せないため、強制的にお金を貯めてくれるメリットもあります。

家計が安定していて、毎月安定して貯金をしているような場合は、そのお金をごっそり学資保険に切り替えてしまうのもアリです。

加入のタイミングはライフイベントの区切りがおすすめ

学資保険に加入するタイミングですが、おすすめなのは、出生直後や保育園入学時など、子供のライフイベントの区切りに行う方法です。

なぜなら、ライフイベントにはお金がかかり、それ以前とそれ以降で毎月のお金の流れが変わるためです。つまり、ライフイベントは学資保険の検討と家計見直しの両方を行うチャンスなのです。

子育て世帯の家計は、子供のライフイベントに影響されます。そのため、ライフイベント後の家計をざっくり検討して、その上で無理なく貯められるお金を学資保険料に回すと良いでしょう。

利率を優先するなら「変額保険」という選択肢も

貯金と学資保険に続く第3の選択肢として「変額保険」という商品があるのをご存知でしょうか?変額保険とは、運営成績によって保険金や払戻金が増減する積立保険の一種。元本割れをするリスクはあるものの、リスクがある分高い利回りを見込めるメリットも持っています。

変額保険と相対するものに、運用成果に関係なく払戻金が一定の「定額保険」がありますが、リスクが低い分利率も低く、近年の低金利状態もあって、リターンがあまり見込めない状態になっています。

そのため、「多少のリスクを負っても利率を優先したい」という方には変額保険も選択肢に入れてみましょう。商品選びに自信がないという方は、お金のプロであるFPに相談するのがオススメです。

変額保険って何?(ポイントと基礎知識)2回に分けて、変額保険のポイントと基礎知識から、他の制度・商品との違いや注意点までザックリと解説します。昨今の超低金利下で「定額タイプの保険でお金を積み立てていく」選択肢が減り、そもそも加入する“うまみ”がほとんど無くなってきています。そのため、一定のリスクがあるものの利回りを高く見込める「変額保険」に加入する人が、最近はかなり増えているようです。...

「学資保険」の加入はライフプランニングと合わせて考えて

教育費を貯めるなら「貯金」か「学資保険」か。
どちらにもメリット・デメリットがあり、その答えは、各家庭の家計や重視するポイントによって変わってきます。

しかし、学資保険には掛金免除もあるため、貯金より多くのお金を確実に用意できるのは確か。少額からでも積み立てを始めておきたいですよね。

そんな悩みを解決するには、家庭のライフプランニングと合わせて計画するのがポイント。将来の収入見積もりやライフイベントと合わせて考えることで、無理なく積み立てを行うことができます。

具体的なライフプランニングを行いたい方は、ライフプランニングのプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのがおすすめ。家計の見直しをするつもりで、一度気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

弊社横浜のFPオフィス「あしたば」は、創業当初からNISA・ジュニアNISAやiDeCo/イデコ・企業型確定供出年金(DC/401k)のサポートに力を入れています

収入・資産状況や考え方など人それぞれの状況やニーズに応じた「具体的なNISAやiDeCoの活用法と注意点から「バランスのとれたプランの立て方」まで、ファイナンシャルプランナーがしっかりとアドバイスいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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