「iDeCo(イデコ)の資料請求をしてみたけど、必要書類の記入方法がよく分からない…」
「どこに何を提出したらいいの?」
この記事は、そんな疑問・ニーズがある方向けの内容です。
複数回にわたって「iDeCoの始め方(やり方)」を解説していますが、これで最終回になります。
いよいよ、必要書類の書き方!
資料請求を済ませた状態で、ご覧になってくださいね。
↓↓↓弊社推奨の「低コストiDeCo加入窓口」、SBI証券の資料請求はこちら↓↓↓
手続きの流れ
iDeCo(イデコ)に加入する時の、手続きの流れは以下の通りです。
- 窓口の金融機関等(運営管理機関)に資料請求
- 送られてきた各種必要書類に記入・捺印
- 勤務先に「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」を提出*し、記入・捺印のうえで返却してもらう
- 上記②③と本人確認書面を封入して、金融機関等に郵送
※社会保険加入済みの会社員・公務員の方(公的年金の第2号被保険者)のみ、必要な手続きです。
記入する時に準備するもの
いざ書類に記入していく時に必要なものは、以下の通りです。
- 「年金手帳」(基礎年金番号が分かるものがあればOK)
- 掛け金の引落し口座にする銀行の「銀行印」および「通帳orキャッシュカード」
- 黒インクのボールペン(鉛筆やフリクションなどの消えてしまうペンは不可)
- 「本人確認書面*」
※運転免許証や健康保険証の[表裏]コピー、マイナンバーカードの[表面のみ]コピー、住民票の写し(原本)など
必要書類リスト
必要書類は人によって異なりますので、下記を順番に確認しておきましょう。
通常、提出が必要になる書類
- 個人型年金加入申出書
- 預金口座振替依頼書兼自動払込利用申込書
- 加入者掛金配分設定届(名称は金融機関等によって若干異なります)
- 確認書
- 事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書*
※社会保険加入済みの会社員・公務員の方(公的年金の第2号被保険者)のみ、提出が必要です。
場合によって、追加で提出が必要になる書類
過去に企業型確定拠出年金(DC/401k)に加入していた場合
- 個人別管理資産移管依頼書
掛け金の払い方を、「月払い・定額」以外(年払いやボーナス時の上乗せ払いなど)を希望する場合
- 加入者月別掛金額登録・変更届
各書類の記入上のポイント・注意点
どの金融機関等でも「記入見本」が付いているので、それを見ながら記入すれば問題ない方も多いかと思います。
ただ、やや分かりづらいところもありますので、「記入に迷う箇所」に絞ってポイント・注意点をお伝えします。
個人型年金加入申出書
3.掛金の納付方法
勤務先で給与天引きしてもらう「事業主払込」と個人の口座から引き落とす「個人払込」から、選択することができます。
「事業主払込」は勤務先の協力が必要なのですが、総務・経理担当者などの現場で対応していない企業が多い、という実情があります。
加入後に掛け金の金額変更をする際にやや面倒になるのもあり、「個人払込」にしておくことをお勧めします。
※もし「事業主払込」を選択した場合、4.掛金引落口座情報の一部を勤務先に記入してもらう必要があります。
5.掛金額区分
掛け金の払い方を、「月払い・定額」以外(年払いやボーナス時の上乗せ払いなど)にしたい場合は、ここで右側にチェックを入れます。
合わせて、「加入者月別掛金額登録・変更届」の提出が必要となります。
7.現在のお勤め先
こちらは、後述する「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」に記載してもらった内容を転記してください。
自営業の方や専業主婦(主夫)の方は記入不要です。
事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書(社会保険加入済みの会社員・公務員の方のみ必要)
1.申出者の情報 2.掛金額区分
ここだけ、加入する方が記入します。
3以降
勤務先の総務・経理担当部署に提出して、記入・捺印してもらいましょう。
小規模企業の場合のポイント
小規模企業で“あるある”なのですが、記入・捺印をお願いしたら「あなたが初めて」というケースがあります。
この場合のみ、若干記入方法が変わります。
『6.連合会への「事業所登録」の有無等』の箇所を記入しないでOKとなるのです。
その後、勤務先に「登録事業所番号」の通知書が送られてくるので、それ以降にiDeCo加入希望者が現れた場合は、それを記入することになります。
記入しないでOKであることと、「その後、事業所番号というものが送られてくるらしい」と教えてあげてください。
また、勤務先の担当者の方が右側のフローチャートで混乱してしまうかもしれません。
その場合は、右下のコールセンターに聞きながら記入してもらうようにしましょう。
個人別管理資産移管依頼書(過去に企業型確定拠出年金に加入していた場合のみ必要)
2.移換先の情報
資料請求をした窓口の金融機関等の情報が記載されているはずなので、そのままでOKです。
3.移換元の情報
こちらは一手間必要になってくる箇所です。
結論から言うと、以前の勤務先に確認していただく必要があります。
「実施事業所」は確認しても不明なら空欄で問題ないのですが、「記録関連運営管理機関」は空欄だと必ず不備で書類が戻ってきます。
もし以前の勤務先の担当者に「分からない」と言われた場合でも、「調べてください」と頼んで必ず記入してから提出しましょう。
●「自動移換」となっていたら
以前の勤務先を退職された後、企業型確定拠出年金の資産をiDeCo(=個人型確定拠出年金)に移す手続きを6ヶ月しないで放置していると、国民年金基金連合会に移換されて「仮預り」状態になってしまいます。
これを「自動移換」と言い、もしそうなっている場合は上図の「特定運営管理機関(JIS&T)」のところにチェックをしてください。
上記以外の書類
上記以外は判断に迷う箇所は少ないかと思いますので、説明は割愛します!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
iDeCoは資料請求をしてから実際に掛け金の支払いがスタートするまで、少なくとも1~2か月程度の時間がかかります。
勤務先に「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書」を提出したり、本人確認書面のコピーをとったり、、、
いろいろな作業をこなしていかないといけないので、途中で諦めてしまう方も多くいます。
時間がかかることと、上記のような複数のステップをふむことを前提に、どんどん早めにアクションを起こしていただけたらと思います!
逆に、この記事を読んでも「自分でやると途中で心が折れそう」と感じた方は、弊社の確定拠出年金コンサルティングサービスをご利用ください。
書類の書き方から注意点、運用配分・商品の選び方、加入後の見直し方法まで、網羅的にサポートさせていただきます。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
iDeCoを活用して、豊かな未来づくりを進めていってくださいね^^
弊社横浜のFPオフィス「あしたば」は、iDeCo/イデコやつみたてNISA、企業型確定供出年金(DC/401k)のサポートに力を入れています。
収入・資産状況や考え方など人それぞれの状況やニーズに応じた「具体的なiDeCo・つみたてNISA等の活用法と注意点」から「バランスのとれたプランの立て方」まで、ファイナンシャルプランナーがしっかりとアドバイスいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
大好評の「無料オンラインセミナー」も随時開催中!
↓↓↓弊社推奨の「低コストiDeCo加入窓口」、SBI証券の資料請求はこちら↓↓↓