(投稿日:2020年10月17日)
「投資未経験者・初心者の方」がつみたてNISA(積立NISA)を始める時のオススメ商品について、全3回でお伝えしています。
今回がその最終回!
いよいよ具体的な商品名を挙げていきます。
特にお勧めしたい3つの商品の「特徴」と「オススメ理由」を説明しますので、最後までお読みいただけたら幸いです。
(基本的に弊社はセミナー・動画・記事等で具体的な商品をお勧めすることはないので、あくまでも概要だけお伝えします。)
前回の記事(↓)をご覧になっていない方は、ぜひチェックしておいてくださいね。
あくまでも情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘するものではありません。商品(銘柄)の選択、売買価格等の投資の最終決定は、ご自身の判断と責任のもとでされるようにお願いします。
コモンズ30ファンド
コモンズ投信が運用する、日本株式を投資対象とするファンドです。
運用開始(設定)は2009年。投資先は現時点で日本の東証一部に上場する大企業(いわゆる「大型株」)に限定されていますが、
「30年目線で、世界で成長を続けられるであろうグローバル企業」
を独自の視点で徹底調査し、30社に厳選して投資しています。
コモンズ投信さんはいわゆる「独立系」の運用会社で、大手銀行・証券・保険会社等のグループ会社ではありません。
その分、利益至上主義には決してならず、実直に顧客(投資家)のために資産を育ててくれています。
ちなみにですが、会長の渋沢健氏は、2024年に新一万円札の肖像画になる「渋沢栄一」の子孫(玄孫)です。
これまでの運用成績
過去10年のパフォーマンス(年率リターン)を各種指数と比べてみましたので、ご参考まで
・コモンズ30ファンド 10.20%
・日経平均 9.48%
・Topix 6.96%
※2020年9月30日時点
オススメ理由
一番のオススメ理由としては、「顔の見える運用会社」として、懇切丁寧に顧客への情報発信をしてくれるところです。
自社でセミナー開催・動画配信を頻繁に行っているのはもちろん、多くの販売会社経由の顧客のもとへも足を運び、
私たち「あしたば」のお客様のために、社長の伊井哲朗氏が自ら個別で毎年セミナーをしてくださるほど。
運用成績以上に、こうしたサポートによって「お客様が安心して長期投資を続けることができる」というのが、コモンズ投信さんに私たちが信頼を寄せているポイントです。
他にも、
- 運用がチーム制となっていることで将来的な安定感が期待できること
- コモンズ30ファンドで投資している人のほとんどが「積み立て投資家」であることにより、●●ショック等があっても大崩れしにくいこと
- 社会起業家の支援プロジェクトを実施し、SDGs貢献企業等しても存在価値が高いこと
などがあります。
これ以上は細かくなりすぎるので、あとはぜひコモンズ投信さんのホームページからセミナー等に申し込んでいただき、一度じっくりお話を聞いてみてください!
ひふみ投信
レオス・キャピタルワークスが運用する、主に日本株式を投資対象とするファンドです。
運用開始(設定)は2008年。マザーズなどの新興市場に上場するスタートアップ(ベンチャー)企業*を丁寧に調査して投資し、大きく成長させることを得意としてきました。
※スタートアップ企業を含め規模間の小さい上場企業の株式を「中小型株」とも呼びます。
2017年に社長の藤野英人氏がTV番組「カンブリア宮殿」に出演し、一気に注目を受けて人気が急上昇。
たくさんの投資家の資金が流入したことから、今は「大型株」にも投資をしています。
運用会社のレオス・キャピタルワークスさんも元々は「独立系」ですが、2020年4月にSBIの傘下に。グループ企業としてシナジー効果を発揮し、更なる成長を目指すようです。
これまでの運用成績
こちらも、過去10年のパフォーマンス(年率リターン)を各種指数と比べてみましたので、ご参考まで。
・ひふみ投信 17.48%
・日経平均 9.48%
・Topix 6.96%
※2020年9月30日時点
オススメ理由
「企業を応援すること」という投資の根幹部分を大切にされていて、それを社長の藤野氏をはじめ運用会社として積極的に発信していることです。
藤野社長には何度かお会いしたことがありますが、講演などでお話しされる内容も、たくさん出版されている書籍の内容も、全くブレることなく投資の本質を繰り返し伝えてくださいます。
その信念があるからこそ、「これから」というスタートアップ企業を発掘して積極投資し、顧客の資産を成長させることができるのでしょう。
今回お勧めする3社の中で最もパフォーマンス(運用成果)が良く、実際そこに注目される方がほとんどですが、私たちはレオスさんの投資理念に惹かれています。
こちらも、あとはぜひレオス・キャピタルワークスさんのホームページをじっくりご覧になってみてください!
セゾン資産形成の達人ファンド
セゾン投信が運用する、日本を含む世界の株式に幅広く分散投資するファンドです。
運用開始(設定)は2007年。「ファンド・オブ・ファンズ(投資信託に投資する投資信託)」の方式をとっていて、世界の優秀な運用会社のファンドを組み合わせ、長期的により良い投資成果を目指す方針です。
投資先ファンドの選定条件には、「企業分析をしっかり行っていること」「長期的な視点で運用されていること」「手数料が適正なこと」を掲げています。
なお、セゾングループの運用会社ではありますが、銀行・証券・保険系ではないので「独立系」といわれています。
これまでの運用成績
こちらも同様に、過去10年のパフォーマンス(年率リターン)を各種指数と比べてみましたの。
・セゾン資産形成の達人ファンド 13.25%
・MSCIワールド 12.50%
・MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス 11.62%
※2020年9月30日時点
オススメ理由
コモンズさんやレオスさんと同様ですが、運用会社・セゾン投信さんの投資理念と顧客(投資家)フォローに尽きると思います。
特に会長の中野晴啓氏はかなりの有名人で、年100本を軽く超える講演をこなしながら多数の書籍を出版し、世に「長期・分散・積み立て投資」の重要性を伝え続けていらっしゃいます。
また、独立系の中でも特に「つみたてNISAの推進」「購入時手数料(金融機関から見ると販売手数料)ゼロ」にこだわっており、顧客も積み立て投資家が圧倒的に多いという特徴があります。
あとは、日本の運用会社でありながら世界の株式の成長力を取り込むために「ファンド・オブ・ファンズ」方式を採用しており、投資対象を日本だけにするよりも相対的に高いパフォーマンスが期待できるのも魅力の一つと言えます。
とにかく中野会長のお話もぜひ聞いてほしいので、セゾン投信さんのホームページから申込んでみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
投資を始める時の商品選びに正解はありませんが、前回の記事でお伝えした通り、つみたてNISAであればどの商品を選んでも「大ハズレ」はないと思っていただいて大丈夫です。
それなりの選定基準で、長期投資に適した商品を国がセレクトしてくれていますから。
私たちは前回と今回ご説明した「投資理念や顧客への情報発信が極めて重要」という理由でアクティブファンドをお勧めしていますが、インデックスファンドが決して悪い物とは考えています。
とにかく手数料が安いもので始めたいという方は、インデックスファンドで始めてみるプランでOKだと思います。(手数料にこだわり過ぎるスタンスの方は、最終的に間違った行動をとる方が多いので、、、気を付けていただきたいですが)
今回の記事をご参考いただき、いくつかの商品について運用会社のホームページ等を確認されたら、あとはとにかく「エイヤッ」と始めてみてください。
商品であれやこれやと悩んでても、最終的に得られる成果は結果論。
答えの出ないことに時間をかけ過ぎず、まずは少額からでも「将来のお金をふやすためのアクション」を実行に移しましょう!
弊社横浜のFPオフィス「あしたば」は、つみたてNISAやiDeCo/イデコ・企業型確定供出年金(DC/401k)のサポートに力を入れています。
収入・資産状況や考え方など人それぞれの状況やニーズに応じた「具体的なつみたてNISAやiDeCoの活用法と注意点」から「バランスのとれたプランの立て方」まで、ファイナンシャルプランナーがしっかりとアドバイスいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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