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NISAは外国株も買える?外国株のメリットとデメリット

「NISAって外国株も買えるの?」

「外国株のメリットとデメリットは?」

この記事は、そんな疑問を持った方向けの記事です。

最近注目されている外国株。外国株はリターンが高い傾向にあり、ネット上でもおすすめする記事を多く見つけることができます。

しかし、NISA枠でも外国株を買うことはできるのでしょうか?

答えは「NISA枠でも購入可能」。多くの証券会社で取り扱っており、所定の手続きを踏めば国内株と同じように注文することができます。

とはいえ、外国株にもメリットとデメリットがあります。「外国株=良い」というわけではないため、特徴を理解して購入することが求められます。

この記事では、NISA商品に外国株を選ぶメリットとデメリットを解説します。

NISAは外国株も購入可能!買い方は会社ごとに異なる

一般NISAで取引できる金融商品

出典:金融庁

NISAには購入可能な金融商品と購入不可の金融商品があります。購入可能な金融商品には、国内株や外国株、国内外のETFなどがあり、外国株も含まれているため問題無く購入できます。

むしろ外国株は比較的スタンダードな部類のため、多くの証券会社が外国株に対応しています。外国株購入の手続きは会社ごとに異なるため、各ホームページに掲載されている買い方をチェックしましょう。

また、購入時の通貨は、外貨決済と円貨決済の2パターンがあります。円貨決済は自動で両替してもらえるため楽ですが両替コストが発生し、外貨決済の場合は自分で用意する手間がありますが、両替コストは発生しません。

売却益・配当金の税率は国内株と同じだがNISAなら非課税

外国株の売却益・配当金にかかる税率は、国内株の場合と同じ20.315%です。

外国株式から得た利益は「租税条約」という各国間で取り交わされたルールに基づき、外国では課税されません。そのため、基本的には日本国内のルールが適用されることとなり、税率も国内株と同じ20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)が課税されます。

しかし、NISAは利益が全額非課税となるため、これらの税は免除されます。今後NISA枠外で購入するときのために「本来はこういう税金がかかるんだ」と、理解しておくレベルでOKです。

NISAで外国株を買うメリット

外国株を安易に「良いもの」と認識するのは危険ですが、実際にメリットが多いのも事実です。例えば、高い成長率や高配当率が期待できるのはその最たるもので、ほかにも為替益が期待できたり、1株から購入できたりといったメリットもあります。

そのため、外国株は夢がある株とも言えます。外国株を買うメリットについて、代表的な4つを解説していきます。

高成長率や高配当利率に加え増配当も期待できる

ダウ平均株価の推移(出典:Googleファイナンス)

もっとも大きなメリットが、期待できるリターンの大きさです。特に有名なのが米国株で、中には株価が10倍以上に成長する「テンバガー」と呼ばれる銘柄が出現することも珍しくありません。

米国株に注目して話すと、米国株のリターンが大きい背景にはアメリカ全体が高い経済成長を続けていることがあります。さらにアメリカ企業の傾向として、株主に対する利益還元が手厚く、基本的に配当利率が高いことが知られています。企業の成長に伴って増配当を行うこともあるため、銘柄選びに成功すれば大きな利益が期待できます。

ちなみに、ほかにも経済成長率が高い国として、中国やインド、ブラジルなどがあります。

為替差益が期待できる

為替差益とは、円と外貨の差額から生まれる利益のことです。例えば、1ドル=100円のときに株価1ドルの株を買ったとします。そして購入後に円安が進行し、1ドル=120円となったとすると、この間株価が変わらなくても、為替レートの変動により20円の利益が発生するわけです。

もちろん、株価も上がって為替レートも円安に運べば、さらなる利益が期待できます。

米国株なら1株から購入できる

米国株に限定される話ですが、米国株はすべての株を1株から購入できます。企業の規模とも関係ありません。

そのため、少額から購入できるのはもちろん、1株の単価が高い企業の株を手に入れることも可能。GAFAのような有名企業の株を購入することも可能です。

NISAで外国株を買うデメリット

外国株を買うデメリットの多くはメリットの裏返しです。例えば、外国株は高リターンが期待できる一方でリスクも高い傾向にあり、金融商品としてはハイリスクハイリターンに分類されます。また、為替差益を得る可能性があるということは、為替損益を起こす可能性もあるということです。

ここでは、NISAで外国株を選ぶ際に気を付けたいデメリットを3つ紹介します。

期待値は高いがリスクも高い

外国株は一般的にハイリスクハイリターンと言われています。特に、急速な経済成長下にある新興国では、経済情勢に変化が多かったり、企業の明暗がハッキリ分かれたりと、不確定要素が多い傾向にあります。

しかし、外国株がすべてハイリスクなわけではありません。経済が安定した国の株を選んだり、成熟した企業を選んだりすれば、リスクを抑えることも可能となります。

「外国株はすべてリスクが高い」と割り切るのではなく、なぜリスクが高いのか、その理由を考えるのがポイントです。

為替差損が発生することがある

円安によって為替差益が発生する可能性があるように、円高が進行すれば為替差損が発生する可能性があります。

円高・円安の傾向は日本国内の状況だけでは読み切れません。日本と各国の関係によって変化することも考えられますし、外国の社会情勢が悪くなることにより日本が相対的に安定していると見られ、円が買われるケースも考えられます。

円高・円安は短期間で進行するものではありませんが注視しておくことは大切。外国株を買う場合は、その国の社会情勢や日本との関係もチェックしておきましょう。

情報が入手しにくい

海外の企業情報は日本企業に比べてかなり手に入りにくいです。誰もが知るような大企業の情報なら日本のメディアも取り上げるため入手できますが、外国の中小企業の情報を取り扱う日本メディアはほとんどありません。

そのため、外国企業の情報を手に入れようとした場合、外国のメディアから手に入れる必要があります。

個人で外国メディアの情報をチェックするのは難しいため、情報が入手しやすい企業に絞るか、外国株を取り扱っている投資信託を選ぶことをおすすめします。

外国株も一枚岩ではない!まずは正しい情報入手から

外国株はハイリターンという印象が独り歩きしがちですが、その反面メリットを裏返したデメリットがあること、また、すべての外国株がハイリスクハイリターンなわけではないことなど、見落としがちな情報があります。

結局のところ外国株も一枚岩ではありません。国の経済成長率が高いからといってすべての株が成長するわけではなく、国内株と同様に企業情報や経済背景といった情報をを仕入れることが重要となってきます。

そのためには、まず正しい情報ソースを手に入れることが大切。信頼できるメディアや証券会社を探すことが、外国株で利益を得る近道です。

また、弊社「あしたば」も金融商品の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)の立場から、アドバイスすることが可能です。

「いきなり証券会社に相談するのは…」という方は、私たちに気軽に相談してみてくださいね。

弊社横浜のFPオフィス「あしたば」は、創業当初からNISA・ジュニアNISAやiDeCo/イデコ・企業型確定供出年金(DC/401k)のサポートに力を入れています

収入・資産状況や考え方など人それぞれの状況やニーズに応じた「具体的なNISAやiDeCoの活用法と注意点から「バランスのとれたプランの立て方」まで、ファイナンシャルプランナーがしっかりとアドバイスいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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