「今月もお金がピンチ・・・」
「お金を貯めようと節約しているけど、給料が残らない」
この記事は、そんな方へ向けた内容の記事です。
給料のうち、残った分を貯蓄に回そうと考えている人はいませんか?
それでは、なかなか毎月決まった金額が貯まりづらく、今月は貯蓄が出来なかったという月も出てきてしまうかもしれません。
急な病気やケガで仕事が出来なくなってしまった場合や、将来のマイホーム資金や教育資金、老後資金などのために貯蓄をしておくと安心ですね。
そのためには毎月、一定額を貯蓄できる「先取り貯蓄」が有効です。
この記事では、先取り貯蓄をするとどうしてお金が貯まりやすいのかという理由と、その仕組みやおすすめの方法をご紹介します。
先取り貯蓄とは?
先取り貯蓄は、給料が振り込まれたら使う前に、貯蓄する分を他の口座へ移す方法です。
貯蓄分を除いた残りの給料分で生活することにより、毎月一定額を貯蓄することが出来るので、「つい使いすぎてしまって貯蓄する分が残せない」という事態を回避できます。
毎月決まった金額の貯蓄ができるので、貯蓄ペースがはっきりわかります。
そのため、人生のさまざまなイベントに備えたマネープランを立てる際にも役立ちます。
マネープランやライフプランについては、こちらもご覧ください。
先取り貯蓄を始めるための準備
先取り貯蓄をする前に、まずは次のような準備をしてみましょう。
①収入と支出を把握する
「毎月貯めようと思っているのに、給料が残らない・・」と感じている人は、もしかしたら収入に対して支出が多いのかもしれません。
先取り貯蓄を始める前に、まずは毎月の収支とその差額がどれくらいあるのか確認してみましょう。
家計の状況を把握することにより、無駄遣いをしていたことに気づき、お金の使い方を見直すきっかけになるかもしれません。
収支を把握するためのものとして、家計簿アプリが便利です。
紙に書き出すのは少し面倒でも、アプリならスマートフォンで入力するだけなので、続けやすいですよ。
②固定費を見直す
収支を把握した上で、固定費も見直してみましょう。
固定費は、毎月必ず支払いが発生するものをいい、具体的には光熱費や通信費・住居費などです。
携帯電話の契約プランを見直す、電気とガスを同じ会社にまとめるなど、少しでも節約につながる方法も検討してみましょう。
また、いったん契約をするとそのままにしてしまいがちな生命保険なども定期的に見直し、不要な特約やオプションがついていないかなど確認することも大切です。
固定費や生命保険の見直しのコツについては、過去の記事も参考にしてみてください。
③貯蓄の目的や目標を決める
貯蓄は大切ですが、何か目標や目的などを明確にしておくと、貯蓄のモチベーションを維持できます。
「何歳までにいくら貯める」「結婚式費用のため、〇年後までにいくら貯める」といった、その貯蓄の先の目的や金額の目標をイメージしておくといいでしょう。
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収入の何割を貯蓄に回すのが理想?
先取り貯蓄を始めるにあたって、毎月いくらを貯蓄に回すのか、具体的に試算しましょう。
よく「給料の何%を貯蓄しよう」などといった情報を目にする機会もあるかと思いますが、個人差が大きいため、一概に「〇%貯めれば安心」といったことはありません。
家族構成や年齢などによっても収入に対する貯蓄の割合は変わります。
例えば、独身でも一人暮らしの人と実家暮らしの人でも理想の貯蓄率は異なります。
また、既婚者の場合でも、子供がいない共働き夫婦と子供がいる専業主婦(夫)の家庭では、給料のうち貯蓄に回せる金額の割合は変わってきますね。
ギリギリまで貯蓄に回そうと毎月の貯蓄額を高めに設定し、生活費が足りなくなってしまうといった事態に陥ると、貯蓄することにストレスを感じてしまいます・・。
まずは自分の無理のない金額から設定し、徐々に見直してみましょう。
貯蓄用口座と給与口座を分けると管理がしやすい
繰り返しになりますが、先取り貯蓄は、毎月の給料を「日常生活で必要なお金」と「貯めるお金」に分ける方法です。
給与口座は、固定費の引き落としなどに使っている方も多いことでしょう。
「貯めるお金」を貯蓄用の口座へ振り分けることで、使えるお金と貯めるお金の管理がしやすくなり、使い過ぎを防ぐことにもつながります。
貯蓄用口座へ振り分ける方法として、給与口座から自動的に貯蓄する口座へ振替するものや給与天引きになるものを活用してみましょう。
先取り貯蓄におすすめの方法として、次のようなものがあります。
- 積立定期預金
- 一般財形貯蓄
- 社内預金
積立定期預金
積立定期預金は、毎月一定金額を普通預金から定期口座へ自動的に預け入れることができるものをいい、あらかじめ決められた金額を決められた日に、自動的に積み立てられるので、無理なくお金が貯められます。
自動積立以外にも、ATMや窓口で口座へ入金することも可能です。
窓口やインターネットバンキングなどで、中途解約という形で途中で引き出しすることもできます。
一般財形貯蓄
財形貯蓄は、給与やボーナスから一定の金額を天引きするもので、財形貯蓄制度を導入している会社の従業員が利用できます。
財形貯蓄には、「一般財形貯蓄」「財形住宅貯蓄」「財形年金貯蓄」の3種類あります。「一般財形貯蓄」は使途が自由で、年齢制限や払い出しの時期の制限もないので、住宅購入資金や老後資金の準備以外の貯蓄に向いています。
利息のほかに会社から奨励金が支払われる場合があり、奨励金は50万円まで非課税です。
社内預金
社内預金は財形貯蓄と同じく給与やボーナスから天引きとなります。
財形貯蓄との違いは、預けたお金は会社か会社の委託先の信託期間が管理することと、金利の高さです。
厚生労働省により0.5%以上の利子をつけるよう定められているので、金融機関の預貯金利子より高いのが特徴です。
会社が管理しているため、いつでも自由に引き出しができるというメリットもあります。
余裕が出来たら、少額からできる「投資」「運用」も検討を
今回は先取り貯蓄について解説しましたが、「とにかく貯蓄だけしておけば良い」ということではありません。
昨今の物価上昇も考えると、必要最低限の資金(生活防衛資金と呼ばれる生活費の3ヶ月~半年分)を確保できれば、老後の生活資金や子供の教育資金などといった将来のための投資・運用を考えてみることは非常に大切といえます。
これらのお金は、今すぐ使う予定のある資金ではないので長期目線での投資・運用が可能です。
そのため、NISA制度やiDeCoを活用した資産運用が大切であり、弊社あしたばでは、長期での積立投資を応援・サポートさせて頂いています。
「我が家ならどれくらいの貯蓄率が良いのだろう」
「貯蓄ばかりで運用はしていないけど…新NISA制度も気になる」
このような悩みやお考えを持っている方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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