お金の基礎知識

孫の学費、祖父母が出すと贈与税はかかる?「知らないと損する」非課税のルールと賢い頼み方

「孫の入学祝いに、学費を援助してあげたい」
「実家の親からありがたい申し出があったけれど、高額だと税金がかかるんじゃ……?」

子育て世帯にとって、祖父母からの教育費援助は非常に心強いものです。しかし、受け取り方を間違えると「贈与税」という思わぬ負担が生じてしまうことがあります。

今回は「教育資金の一括贈与の特例」や、「こども支援NISA/こどもNISA」を見据えた、三世代で得をする「賢い教育資金の受け取り方」を解説します。

\お金の知識を身につけたい方へ!FPが教えるオンラインセミナー開催中!/

※本記事は現時点での情報をもとに作成しています。制度の変更が行われる場合がありますので、最新の正式発表をあわせてご確認ください。

知っておきたい「教育費×贈与」の基本ルール

教育費の援助は、正しく行えば税金はかかりません。

「都度払い」なら贈与税はかからない!

大切なポイントは「扶養義務者(祖父母や父母・兄弟姉妹など)から、必要なときに、その都度支払うこと」です。例えば、大学の入学金や前期の授業料など、その時必要なお金を祖父母が直接支払う場合は、原則として贈与税はかかりません。

「将来の分まで」と思って、1,000万円をまとめて孫名義の口座に入れてもらうのは?
「今すぐ使わないまとまったお金」を渡すと、原則として贈与税の対象になってしまいます。その都度振り込んでもらいましょう。
教育資金の贈与が非課税になる仕組みとは?祖父母から孫へ贈与された教育資金が、非課税になる仕組みを解説します。「教育資金の一括贈与に係る贈与税非課税措置」だけでなく、基礎控除を利用する方法や、そもそも非課税になる教育資金の都度贈与についても解説します。...

「教育資金の一括贈与特例」とは?

現在、最大1,500万円まで一括で非課税にできる「教育資金の一括贈与特例」という制度があります。

👉現在の状況:2026年度税制改正大綱により、本制度は2026年3月末をもって「廃止」されることが決まりました。

👉早めの検討が向いているケース:祖父母の資産状況から、将来的に相続税の負担が大きくなると予想される場合です。

ただし「教育資金の一括贈与特例」のためには、専用口座を開設したり、書類を提出したりする必要があり、手続きが煩雑なため注意しましょう。教育資金一括贈与については、以下の記事で詳しく解説しているので、制度が気になる方はチェックしてみてくださいね。

教育資金の一括贈与を徹底解説!賢い活用法と注意点まとめ教育資金を一括贈与する場合は、制度について理解しておかなければいけません。この記事では、教育資金一括贈与の基本的な仕組みや注意点、他の贈与制度などについても徹底解説します。...

「駆け込みで一括贈与の手続きをすべきか?」 判断の期限は2026年3月までと迫っています。非常にタイトなスケジュールですので、迷われている方は早めにプロへ相談することをおすすめします。

FP相談の詳細はこちら

参考:文部科学省「教育資金一括贈与に係る贈与税の非課税措置」

「こども支援NISA/こどもNISA」との組み合わせ

今後創設予定の「こども支援NISA/こどもNISA」を活用すると、祖父母からの援助をより効率的に増やせる可能性があります。

※この制度は2026年度税制改正大綱に基づいたもので、今後、詳細な運用ルールや正式名称が変更される可能性があります。

2026年度(令和8年度)「税制改正大綱」の注目ポイント 「住宅ローン控除はどのように変わる?」 「年収の壁は、また変わるの?」 「子ども向けのNISAが復活すると聞いたけど...

年間110万円の範囲内で贈与×NISA運用

祖父母から「年間110万円(贈与税がかからない枠)」の範囲内で資金をもらい、それを「こども支援NISA/こどもNISA」で積立運用する仕組みです。

メリットとしては、贈与税を回避しつつ、複利の力で資産を育てられることです。

ただし、祖父母から年間110万円の支援を受ける場合、そのすべてをNISAに回すことはできません。「こども支援NISA/こどもNISA」の年間投資枠は60万円と予定されているからです。

枠からはみ出す50万円分は、まとまった資金として使えるよう、預金口座や学資保険などで貯めておくと安心でしょう。

でも……今の時代、預金じゃほとんど増えませんよね? もったいない気がしてしまいます。
もし「もっと運用に回したい」という場合は、非課税枠にこだわらず特定口座(課税口座)を活用すれば、預金より増やせる可能性はあります。

お子さまの未来のためにも、国が用意してくれている制度を賢く組み合わせ、それぞれの家庭に合った「攻めと守りのバランス」で活用していきたいですね。

この「攻めと守りのバランス」を決めるのが、教育資金づくりにおいて大切なポイントです。
もしバランスに迷われたら、一度私たちFPにご相談ください。各ご家庭の状況に合わせた「黄金比率」を一緒に見つけていきましょう。

FP相談の詳細はこちら

「こども支援NISA」とは?ジュニアNISAとの違いとパパ・ママ向け教育資金戦略「子どもの教育資金はどう貯める?」2027年1月開始の「こども支援NISA」を解説。引き出し制限の緩和など、新制度のポイントや親のNISAとの使い分け、月1万円からの現実的なシミュレーションまで、失敗しないための戦略をお伝えします。...

失敗しない!親への上手な相談の仕方

お金の話を自分から切り出すのは、なんだか「おねだり」しているみたいで気が引けますよね。

角が立たないコツは、自分たちの希望として伝えるのではなく「プロのアドバイス」を借りることです。

「最近の学費は私たちの頃より高くなっていて不安なんだ」と現状を伝えつつ、「FPさんに相談したら、NISAを使って三世代で賢く準備する方法があるって教わったよ」と話してみるのもひとつの手です。

FP相談の詳細はこちら

「毎年100万円ずつ贈与して、それをNISAで4%運用」といったシミュレーションを祖父母に見せると、応援の気持ちもより強まるかもしれませんね。

祖父母世代の「孫の将来に役立ちたい」という温かい気持ちを、国の制度で形にする提案なら、耳を傾けてくれるのではないでしょうか。

まとめ:三世代の「安心」を設計しましょう

教育資金の形は、祖父母の資産状況や相続への考え方によって、それぞれ正解が異なります。

✅都度払いでいくべきか?

✅2026年3月までに一括贈与の手続きをすべきか?

✅教育費の「攻め」と「守り」の比率は適切か?

資産状況に合わせて、ご家庭に合った形を考えてみてくださいね。

※本記事は現時点での情報をもとに作成しています。制度の変更が行われる場合がありますので、最新の正式発表をあわせてご確認ください。

あしたばの個別相談では、「親子三世代相談」も可能です。
「親にどう話せばいいかわからない」という段階でも大丈夫です。
まずはパパ・ママの不安を解消し、ご家族全員が納得できる「オーダーメイドの解決策」を一緒に見つけましょう。

資産運用に関するオンラインセミナーも随時開催中です。
無理な勧誘は一切ございませんので、知識を深めたい方はどうぞお気軽にお申し込みください。

「お金の知識を得たい」という方に向けて、無料メルマガも発行しておりますので、ぜひご登録ください。
お金の情報だけでなく、メルマガ登録者様限定のお得なキャンペーン情報もお届けします。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします

Twitter で
} =<<<_EOD_
×
あてはまるものにチェックしてください。
問1 : NISAを活用している
問2 : 確定拠出年金(iDeCoまたは企業型DC)に加入している
問3 : キャッシュレス決済(クレカや●●Payなど)を積極的に利用している
問4 : ポイント投資をしている
問5 : ふるさと納税を活用している
問6 : 毎月の収入と支出を把握している
問7 : 5年以内に保険を見直した
問8 : ねんきん定期便を毎年チェックしている
問9 : 入院・通院費などの医療費が多くかかった年は、確定申告をしている
問10 : 金銭面で不安なこと・モヤモヤすること(複数選択可)