こんにちは。あしたばアシスタントFP(ファイナンシャルプランナー)の舘野です。
物価がじわじわと上がり、家計を管理していると「支出が増えた」と感じることも多くなりましたね。
支出を削りたいと考えたときに、思い浮かぶことが多い生命保険料。
「生命保険料が高い」「生命保険料を削りたい」と感じている人もいるのではないでしょうか。
では、生命保険の保険料が高いと感じるのはなぜでしょう。
また、生命保険料が高いと感じた際にはどうすれば良いのでしょうか。
今回は、これらの疑問を解決すべく、「生命保険料が高いと感じたらどうすればいい?」というテーマを解説します。
生命保険料が高いと感じる理由
生命保険料が高いと感じる理由はさまざまですが、ここでは主な4つの理由を解説します。
理由① 保障額が過剰
生命保険の保険料が高いと感じる場合、保障額が過剰になっているケースが圧倒的に多いです。
例えば、以下のケースを考えてみましょう。
独身のAさん:死亡保障2,000万円
子どもが2人いるBさん:死亡保障2,200万円
どちらも2,000万円ほどの死亡保障額であり、生命保険で準備する保障額としては決して大きすぎるという金額ではありません。
しかし、注意して頂きたいのが、Aさん・Bさんの家族状況です。
既婚者であるBさんに万が一のことがあれば、妻と2人の子どものその後の生活に大きな影響があるため、2,200万円の死亡保障があったとしても妥当な金額といえます。
一方のAさんは独身であり、仮にAさんが亡くなったとしても、Aさんが亡くなることによってその後の生活に困る家族はいません。
つまり、Aさんは死亡保障として2,000万円もの金額が本当に必要なのか、過剰ではないか確認すると良いでしょう。
生命保険の保障額は、ご自身の家族状況や収入・貯蓄状況に応じた金額を設定することが大切です。
理由② 不要な保障がついている
保険に加入する人の中には、
「担当者がおすすめしてくれたプランに入っている(しかし、何がおすすめなのか実はよくわかっていない)」
「保障の詳細はわからないなあ」
という人が少なくありません。
毎月保険料として一定のお金を負担しているのに、肝心の保障内容が分からないとなると非常にもったいないと言わざるを得ません。
みなさんは普段の買い物で、中身がよくわからないものを買うなんてことは…ないですよね。
保険も同様に、お金を出して保障を買う行為ですが、保障の内容を知らずにお金だけ出しているという状況は絶対に避けたいものです。
そして、保障内容が良くわからない方にありがちなのが、必要のない保障までついているケースです。
必要のない保障がついているケースの例として、「介護の備えは不要なのに介護保障が付加されている」「プランを設計するためには終身保険部分は必ず必要と言われた」など、
よく理解しないまま必要のない保障にまでお金を払っているかもしれません。
保険も買い物の1つと考えれば、中身のわからないものにお金を払うべきでないと気付くはずです!まずは保障の内容を自分自身で確認しましょう。
理由③ 不要な特約がついている
②と同様、不要な特約がついている場合も、必要以上に保険料を支払っているかもしれません。
特約は、安ければ数百円で付加できることがあり、「月数百円だったら」という気持ちでつける人もいるでしょう。
しかし、月数百円だとしても年換算、保険期間に換算するとある程度の支出になります。
「安いからとりあえず特約もつけておこう」という気持ちで保険を契約した覚えがある人は、すぐに加入内容を確認しましょう。
特約とは、主契約(メインの保障)の保障内容をさらに充実させるために付けるオプションのことをいいます。
特約だけでは契約できず、必ず主契約とセットで契約する必要があります。
理由④ 保険期間が長い
保険料は性別と年齢で算出されますが、実は保険期間も保険料を決める上での大切なポイントの1つです。
一般的に、保険期間が長くなればなるほど保険料は上がります。
「一生涯の保障が持てる終身保険がいい」と考える人もいますが、果たして本当に一生涯の保障が必要なのか、この機会に改めて確認すると良いでしょう。
保険商品の中には、10年や15年など、一定期間の保障を確保できる定期保険もあります。
子どもの独立まで、退職までなど、ある一定期間だけ保障が欲しいというときは定期保険をうまく活用するのもおすすめです。
生命保険料が高いと感じたら…見直しが必要
生命保険料が高いと感じたら保険の見直しは必須といえるでしょう。
しかし、自分自身で保障内容を確認して見直すことは非常に難しく、「誰かに相談したい」と考えることがほとんどではないでしょうか。
そこで、生命保険を見直したいと考えた際に、どのような相談先があるか知っておきましょう。
相談先ごとにメリット・デメリットがあるため、ご自身に合う相談先はどこかこの機会に考えておくのも良いですね。
相談先① 生命保険会社の担当者
加入している生命保険の担当者に相談する方法があります。
メリット
加入している生命保険会社の担当者に相談するため、その保険会社の商品については非常に詳しく教えてくれます。
デメリット
その担当者が勤務している保険会社が取り扱う保険商品の範囲でしか見直すことができません。
例えば、死亡保障を終身保険ではなく収入保障保険といった形で確保したいと考えたとしても、その生命保険会社が収入保障保険を取り扱っていない場合、収入保障保険に加入するためには自分自身で別の保険会社や相談先を調べなければなりません。
相談先② 保険ショップ
駅前や商業施設の中に、保険ショップを見かけることが増えました。
保険ショップでは、保険の新規加入の他にも、保険の見直しが可能です。
メリット
大きな保険ショップでは、生命保険・損害保険の取扱いが40社を超えることもあり、幅広い商品からご自身に合う商品を選ぶことができます。
デメリット
保険ショップ(代理店)には、販売した保険ごとに手数料が払われており、中にはより大きな手数料がもらえる商品を中心に提案する担当者もいるため、注意が必要です。
また、担当者のキャリアもさまざまであり、取扱い商品が多い反面、1つ1つの商品知識がそこまで深くないこともあるため、どの保険ショップ・担当者に相談するのかは自分自身でしっかりと見極める必要があります。
生命保険代理店とは、保険の契約者(保険料を負担する人)と保険会社の間に入り、各種生命保険の契約手続きを媒介する会社のことを指します。
相談先③ FP(ファイナンシャルプランナー)
お金のことをトータルで相談できるFPにも保険の見直しを相談できます。
メリット
FPは保険だけでなく、家や車のローン、毎月の収支や貯蓄状況などさまざまな側面から提案・サポートしてくれます。
「死亡保障が欲しい」といったニーズに対しても、単に保険商品を提案するだけでなく、貯蓄やライフプラン、お子様の年齢に応じて最適なプランを提案してくれます。
デメリット
FPに相談する際には、相談料が必要になることがあります。
(その代わり、非常に細かなところまでカウンセリングした上で提案が進みますよ!)
また、FPが取り扱っている保険の種類は、保険ショップほど多くないという点も知っておきましょう。
「とにかく安い保険に切り替える」のは要注意
保険料が高いと感じると、「とにかく安い保険に切り替えたい!」と考える人が少なくありません。
しかし、安い保険があるということだけで保障を切り替えてしまうのは禁物です。
保険料の安さだけに注目して保険内容を見直すと、十分な保障が確保できない可能性があります。
特に小さな子どもがいるご家庭の場合、保障が手薄な保険に加入すると、万が一の事態があった際にその後の遺族の生活に大きな影響を及ぼしかねません。
保険を見直す際は、保険料はもちろんですが、まずは保障内容・保険期間がいま加入している保険と比べてどう変わるのかという点を軸にプランを吟味しましょう。
保険の見直しは「あしたば」にご相談を
生命保険は専門用語が多く、分かりづらいと感じる人も多いです。
しかし、分からないからといって、
「とりあえず担当者が薦めるプランに加入する」
「安いプランに入っておく」
といったことは避けたいもの。
せっかく保険料を払って保障を確保するのですから、自分自身や家族の状況にふさわしいプランに加入したいですよね。
弊社あしたばは独立系FP(ファイナンシャルプランナー)として活動しており、保険の押し売りは一切ありません。
そもそも、まずは相談者様の現状をしっかりとヒアリングし、課題を共有した上で必要に応じて適切な保険プランをご紹介させて頂いています。
(もちろん、ご相談頂いて「見直しの必要がない」「このまま加入しておいたほうが良い」と判断した際は、正直に相談者様にお伝えしています!)
そして、相談して頂いたからといって絶対に見直さないといけないということもありませんのでご安心ください。
フラットな目線で、相談者様が加入されている生命保険についてアドバイスさせて頂きますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
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