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日経平均34年ぶり最高値更新!いまはバブルなのか?

日経平均が最高値を更新したらしいけど、なぜ?その要因は?

年明けから株価が一気に上がっていると聞いた。これってバブル?

この記事は、そんな疑問にお答えする内容です。

2024年2月22日、日経平均株価の終値が3万9098円となり、バブル期の1989年末の大納会でつけた3万8915円を更新しました。

この「3万8915円」という数字は日本の株式市場でなかなか超えられなかった壁であり、バブル崩壊からの日本株の低迷を象徴するものでしたが、、、

年明けから2月22日までで5634.51円の上昇(+16.84%)という、

ほとんどの市場関係者・専門家が予測していなかった急激な株価上昇で突き抜けました。

その要因とこんな時の投資行動の注意点について、ザックリと解説しておきたいと思います。

(最初にお断りしますが、この記事は具体的な投資行動を促すものではありません!!

株価上昇の要因

まず、この株高の要因は何なのでしょうか?

ザっとポイントだけまとめておきます。

①日本企業の稼ぐ力が向上

日本企業の業績は好調で、東証プライム市場に上場する約1020社の2024年3月期の純利益は、前期比13%増の43.5兆円となり3期連続で過去最高を更新する見通しです。

また、売上高経常利益率という指標で見ても法人企業統計の2023年1~9月の平均で7.1%と、1989年の3.7%を大きく上回っています。

名目国民総所得(GNI)と名目国内総生産(GDP)の差額が+33兆円となっていることから、

人口減少・少子高齢化に直面する国内だけでなく、主要な日本企業が海外で稼ぐ体質になっていることが分かります。

②日本企業の株主還元の強化

これまでの記事や弊社会員様向けのフォローアップセミナー等でもお伝えしていますが、昨年の東証による「PBR1倍割れ是正勧告」を契機に、

多くの企業が増配や自社株買い等の株主還元策の強化を打ち出しました。

実際、ニッセイ基礎研究所の調査によると2023年3月期の配当金の総額は18.5兆円で2014年比2.5倍、自社株買いは9.3兆円で2.7倍となっています。

こうした姿勢が海外投資家を中心に高く評価され、日本企業への投資増に繋がっていると考えられます。

③デフレ脱却と賃上げの好循環への期待

日本ではバブル崩壊から長らくデフレが続きましたが、2022年からインフレが定着し、消費者物価指数は+3%程度の水準が常態化しています。

デフレと同時に賃金も停滞していましたが、大手企業を中心に賃上げが加速しており、023年の賃上げ率は3.6%で30年ぶりの高水準、2024年もそれを上回る水準になると予想されています。

デフレも低賃金も企業業績向上の阻害要因になるので、それを脱して「緩やかなインフレ」「賃上げ」の好循環が続くという期待感から、株価上昇に繋がっているものと思われます。

④円安によりドルベースで株価が割安

ご存知のように、近頃も為替相場は1米ドル=150円前後と歴史的な円安水準が続いています。

これも弊社会員様向けフォローアップセミナー等でお伝えしていますが、円安は輸出関連企業にとってプラスに働く、インバウンド消費を押し上げるといった効果だけではなく、株価にも直接的な影響があります。

外貨を持つ海外投資家から見ると、日本の株価は相対的に安いということになるのです。

実際、年明けから日経平均は急ピッチで上昇して史上最高値を更新しましたが、

「ドル建て日経平均」でみると2月22日の終値で260.18となっており、史上最高値に届いていません。

円安=株高というわけではありませんが、海外投資家からの資金流入という意味では株価押し上げ要因になっていると言えるでしょう。

この株高はバブルなの?

本記事をご覧の方は、これを気にしている方が多いかもしれませんね。

結論!僕は「バブルではない」と考えています。

それは、バブル期と現在の各種指標を比較すると明らかです。

1989年12月時点と2024年2月時点で比較すると、下記のような違いがあります。

  • 時価総額 606兆円 → 943兆円
  • 経常利益額 38兆円 → 95兆円
  • 売上高経常利益率 3.0% → 6.0%
  • PER(予想株価収益率)61.7倍 → 16.5倍
  • PBR(株価純資産倍率)5.6倍 → 1.4倍
  • 世界株時価総額の日本比率 37% → 6%

※出所 日本経済新聞

時価総額や経常利益額がこれだけ差があって同じ株価だったということは、

1989年当時はデータに裏付けられた稼ぐ力への期待よりも「買いが買いを呼ぶ投機的な上昇相場であった」と見ることができ、

まさに「バブル」だったといえます。

上記データの中で株価の割高・割安度を示す指標であるPERが16.5倍となっていますが、

現状の米国株価指数がNYダウで25倍前後、S&P500で20倍前後ですから、相対的に見て決して割高ではない=異常に跳ね上がっているわけではないことも分かります。

(そう考えると、61.7倍ってめちゃくちゃバブルですよね。。。)

確かに2ヶ月足らずで+16%というのはかなりハイペースな上昇ですので、多少の調整はあるかもしれません。

しかし、今がピークで暴落していくという状況にはないと考えられます。

バブルではないが、日経平均は突出して上昇

ちなみに、日経平均は最高値更新となりましたが、それと同じように日本株全体が上がっているわけではありません。

日本の上場企業約2160社の株価平均値であるTOPIXは、1989年末につけた2884.80ポイントが史上最高値ですが、

2月22日時点で2660.71ポイントとなっていて劣後しています。

日経平均は日本経済新聞社が選定した225社の株価平均値ですから、ある意味アクティブファンドのようなものです。

前述の要因には書きませんでしたが、生成AI向け半導体で圧倒的なシェアを誇る米エヌビディアが業績好調で株価も爆上がりしていることが、

日経平均を構成する銘柄の中で代表的な「値がさ株」であるソフトバンクや東京エレクトロンの急上昇にもつながっており、そうした特殊要因で日経平均が「一人勝ち」しているという見方もあります。

日経平均がバブル状態ではないと書きましたが、むしろ日本全体で見ればバブルどころか「まだまだ割安状態」の企業はたくさんあり、

日本株の優秀なアクティブファンド等でも、その状態のファンドもあると考えています。

こんな時に心がけておくべきこと(投資行動をとる場合の注意点)

じゃあどうすれば良いんだ!?と思った人もいらっしゃるでしょう。

一番お伝えしたいことは、「長い目線で続けましょう」ということです。

ただ、それだけだと何かアクションを起こすべきか検討している人には不十分なアドバイスかと思いますので、以下に3つの行動指針を列挙しました。

①利益確定を急がない

年明けからの株価上昇は日経平均だけでなく、TOPIXで+12.44%、ACWIで+4.70%、SP500で+6.69%など、世界的な流れです。

あなたがNISA等で投資をしていれば、保有しているファンド等もおそらくリターンが一気に増えているでしょうから、「一旦利益確定をさせたほうが良いのかな」と思う気持ちもよく分かります。

ただ、それはやめておきましょう!

「上がったから売って、また下がったら買おう」とお考えかもしれませんが、そううまくはいきません。

下がるかな下がるかなと待っているうちに、売った時よりも株価が上がってしまい、、、投資するタイミングを逃した。

投資の世界はそんなのばっかりです。

タイミングをはかってうまくいくほど、甘くないのですよ。

そもそも、一般の人が言う「株価が高い」という状態は単純に過去と比較しての話であって、

株式という資産の特性上、長期的に見て今後更に株価が上がっていく可能性の方が高いです。

なので、ぐっとこらえて続けてください。

でももし、「そろそろ●●にお金がかかる」ということで引出す時期を探っていたなら、

今はグッドタイミング!どうぞ引き出してくださいね。

②積立投資をストップしない

こういう株高基調の時は、「高値掴みしたくないから積立をストップ」しようと考える人もたまにいます。(弊社の会員様ではほぼいませんが)

それもやめておきましょう!

利益確定の話と同じで、過去と比較したら株高かもしれませんが、長期的に見たら更に上昇する可能性が高いわけですから、

むしろ今が「割安でたくさん口数を買うチャンス」ということもできます。

淡々と続けるのが最善策と考えてください!

③資金が寝ているなら時間分散で追加投資

最後に、上記①②のように「これまでやっている投資」ではなく「追加(新規)の投資」を考えている人へのアドバイスです。

株式相場に関係なく、預貯金で放置されていて「お金が寝ている」状態はよろしくありません。

物価上昇に負けてお金がどんどん減っていきますよ。ほんとに。

それであれば、追加投資をしましょう。

株価は上がったり下がったりするのでついタイミングを探ってしまいがちですが、

長い目でみたらいつ投資しても大きな差はでませんから、基本いつでもOKです!

ただ、一時に余裕資金を全部突っ込むようなことは避けてください。

2~3回程度に投資タイミングを分けるか積立設定をするのがお勧めです。

あとは、できれば何年かに一度くる暴落に備えて少しだけは余力を残しておくと良いでしょう。

(暴落を待ち続けて何百万円もキープしておくのは、むしろ投資効率を悪くするので大反対ですが)

終わりに

先日、ひふみブランドで有名なレオス・キャピタルワークスの藤野さんが「日経平均10万円時代がやってくる」と言っていました。

僕も大賛成です!

日本企業は変革を遂げつつあり、まだ序章。海外投資家の評価が本格的に高まってくるのもこれからだと思います。

「日経平均5万円になっちゃったね。あの時はバブルかもと思っていたけど、やめないで(追加投資して)良かった~」

なんて日が、きっとそう遠くない日に訪れますよ。

日本の未来を信じて投資を続けましょう!!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

あしたばFP・安藤

弊社横浜のFPオフィス「あしたば」は、創業当初からiDeCo/イデコや企業型確定供出年金(DC/401k)のサポートに力を入れています

収入・資産状況や考え方など人それぞれの状況やニーズに応じた「具体的なiDeCo活用法と注意点から「バランスのとれたプランの立て方」まで、ファイナンシャルプランナーがしっかりとアドバイスいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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