「新社会人でも保険に入るべき?」
「新社会人はどんな保険に入ればいいの?」
この記事は、そんな疑問がある方向けの内容です。
新社会人になると先輩や親から「保険は入った?」と聞かれることもあると思います。しかし「新社会人は若いし保険はいらないのでは?」と考える方も少なくないはず。新社会人に保険は必要なのでしょうか?
実際、20代が多い新社会人はリスクが少なく、同時に収入も少ない世代。だからこそ、コストをかけすぎない本当に必要な保険を選ぶ必要があります。
そこでこの記事では、新社会人の保険の考え方を解説。保険の基本知識から改めて見ていきましょう。
そもそも保険とは何?20代の新社会人に必要?
まず保険の基本について簡単に解説します。
保険とは、将来的に起こるかもしれないケガや病気といったリスクに対する保障を付与する商品のこと。一定の保険料を払い込むことで、ケガや病気などの際に契約に定められた金額を受け取ることができます。
ここでは、ケガや病気に備える「生命保険」について説明しますが、保障の内容は、例えばがん保険なら、がんと診断された際に100万円を受け取れたり、入院1日につき1万円が受け取れたりといったところ。
保障できるリスクは商品によって異なり、がんに備えるがん保険や7大生活習慣病に備える保険、死亡時にお金が受け取れる死亡保険などがあります。保険料は保障が手厚くなるほど高くなる傾向にあるほか、リスクの発生確率が上がるほど高くなる傾向にあります。
また、保険の構成はメインの保障内容となる「主契約」とそれに付随するオプションのような「特約」からなり、主契約が同じでも特約部分で差が付く場合が有ります。
そのため、保険選びは保障内容と保険料金のバランスが重要。自分にとって本当に必要な商品を選びましょう。
20代が保険に加入する必要性は?
20代は一般的に病気のリスクが低く、保険は必要ないと考える方もいると思います。保険の保障対象というとがんや生活習慣病のイメージが強く、自分に無関係なイメージもあるのではないでしょうか。
しかし、保険に入るべき理由はがんや生活習慣病だけではありません。例えば運動中のアクシデントや交通事故により入院する可能性もあるため、一言で「20代は保険はいらない」と言い切ることはできません。
ケガの場合でも、手術や長期間の入院が必要になるケースもあります。アクティブに活動する20代だからこそ、お守り代わりに1つは保険に入っておくことをおすすめします。
生命保険の種類
生命保険は主に生きている間のケガや病気といったリスクに備える保険ですが、その種類は保障内容の差によって「医療保険・疾病保険」「死亡保険」「介護保険」「死亡保障付き生存保険」の4つに分類されます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
医療保険・疾病保険
医療保険・疾病保険とは、ケガや病気に対して保障する保険のことです。がんや生活習慣病のような特定の病気を指すのではなく、ケガや病気を保障する保険全体のことを指します。
ケガや病気は種類が多いため、保険商品の種類も多岐にわたります。有名な商品でいうと、がんに特化した保険や7大生活習慣病に特化した保険などがそれです。
一方でケガや病気の種類を限定せず、病気やケガが原因で入院したり手術を受けたりといった事実が発生したらお金が受け取れるタイプもあります。特定のケガや病気に限定しないため補償範囲は広いですが、特化タイプの保険より保障額は少ない傾向にあります。
また、ケガや病気が原因で長期間働けなくなった場合に、本来得られるはずだった収入を保障する「所得補償保険」もあります。
死亡保険
死亡保険とは、保障の対象となっている方(被保険者)が死亡したとき、または重度障害状態になった場合にお金を受け取れる保険のことです。
一生涯保障対象となる「終身死亡保険」や保障期間が決まっている「定期死亡保険」などがあり、保険加入時のライフステージに合わせて保障期間を選ぶのがポイントです。
介護保険
介護保険とは、被保険者が介護が必要な状態になった際にお金を受け取れる保険のことです。高齢になった後のことを考えられた商品が主で、お金の受け取り方は一度にまとめて受け取るタイプと年金のように分割して受け取るタイプの2種類があります。
死亡保障付き生存保険
死亡保障付き生存保険は「生死混合保険」とも呼ばれ、保障期間中に死亡した場合・保障期間終了まで生存した場合のどちらでもお金を受け取れる保険のことです。
死亡に備えつつも、生存すればお金が戻ってくるため、将来のための貯蓄として選ぶケースもあります。
新社会人の保険選びのポイント
ここまで保険の基本知識について紹介しましたが、では20代の保険選びはどこにポイントを絞ればよいのでしょうか?
新社会人の保険選びは、20代に起こりうるリスクにコスパ良く対応するのがポイント。ここでは、特に重視したい3つのポイントを紹介します。
幅広く対応可能な保険商品をベースにする
20代はがんや生活習慣病といった特定の病気にかかるリスクが低い年代です。しかし、ケガやその他の病気のリスクも考えると入院や手術の可能性は無視できません。
そのため、特定の病気に特化した商品よりも幅広いケガや病気に対応可能な保険商品をベースに加入しておくのがおすすめです。
このような保障が付いた商品は、共済組合の保険商品に多くラインナップされています、中には月の保険料が2,000~3,000円の商品もあり、20代でも気軽に加入できます。
ライフステージの変化を考えておく
20代は短期間でライフステージが大きく変化する可能性がある年代です。保険商品はそのときどきの状況に合わせて選ぶのがポイントで、例えば独身時と結婚後、子供が生まれたあとでそれぞれ必要な保障内容も変わってきます。
そのため、新社会人で保険に加入する際は、将来的に見直しをする前提で商品を選びましょう。保険は必ずしも生涯加入し続けるものではありません。ライフステージが変わったら「保障すべきリスクは何か」を考え、必要な保険商品を考えましょう。
団体保険や共済などを活用して保険料を抑える
収入が少ない20代で無理なく保険に加入する方法として、会社や組合などの団体を窓口に加入する「団体保険」や、加入者がお金を出し合って助け合う共済が取り扱っている「共済保険」などに入る方法があります。
団体保険は、会社や組合などのまとまった人数が加入するため団体割引が適用されるため、通常よりも割安で保険に加入できますし、共済保険はそもそも「共助」の目的で提供されているため、加入者への利益還元が根本にあり、保険料が抑えられています。
新社会人の保険相談は誰にすればいい?
ここまで保険の種類や選び方を解説してきましたが、実際に商品を選ぶとなると種類が多く、どれを選べばいいか悩んでしまうと思います。
そんなとき頼りになるのが保険のプロ。自分のライフステージに合わせた保障内容の設定や保険商品選びを手伝ってくれます。
ここでは、保険相談におすすめの2つの方法を紹介します。
FP(ファイナンシャルプランナー)に相談する
FP(ファイナンシャルプランナー)とは、お金全般の知識を持ったライフプランニングのプロフェッショナルです。主な業務は一人一人に合わせた最適な資産設計。現在の資産状況だけでなく、将来起こりうるイベントも見据えた長期的な資産設計を行います。
保険商品の説明も業務の一つで、ライフプランニングと組み合わせた商品選定をしてくれるのが魅力的。20代でどんなイベントが起こる可能性があり、どんなリスクに的を絞るべきなのか、根拠に基づいた建設的な解説を受けられます。
また、FPは投資信託やiDeCo、NISAなど、ほかの金融商品の知識も網羅しています。将来資産形成を考えたときに、相談できるFPが一人いると安心です。
保険相談窓口に相談する
気軽に保険商品を相談するなら、保険相談窓口が便利です。ショッピングモールや大型商業施設に出店していることが多く、保険の知識0からでも相談に乗ってくれます。
保険相談窓口は特定の保険会社に属していないため、さまざまな保険会社の商品を網羅的に紹介してくれるのがポイント。あくまで第三者目線で、本当に必要な保険を選定してくれます。
まずは保険相談から始めてみよう
新社会人はその若さから「保険はいらない」と思いがち。確かに20代は病気のリスクが低いですが、ケガのリスクも考えると、何かしら一つ保険に入っておくことをおすすめします。
また、保険選びをすることで、保険の知識を学べる点も見逃せません。若いうちから保険の重要性を学ぶことで、本格的に保険が必要になる「子育て世代」や「老後」などのリスクにも対応できるようになります。
「でも、自分で調べるのは難しそう」という方は、まず保険相談から始めてみましょう。FP(ファイナンシャルプランナー)や保険相談窓口なら、保険の基礎知識から教えてくれます。
得た知識は一生もの。20代のうちから保険を学んでおくことで、よりアクティブな人生を送ることができるのではないでしょうか。
弊社横浜のFPオフィス「あしたば」は、創業当初からNISA・ジュニアNISAやiDeCo/イデコ・企業型確定供出年金(DC/401k)のサポートに力を入れています。
収入・資産状況や考え方など人それぞれの状況やニーズに応じた「具体的なNISAやiDeCoの活用法と注意点」から「バランスのとれたプランの立て方」まで、ファイナンシャルプランナーがしっかりとアドバイスいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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