クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングのデメリットは?FPが仕組みから解説!

不動産クラウドファンディングって何?
不動産クラウドファンディングのメリットとデメリットを知りたい!

最近SNSの広告でよく見かける不動産クラウドファンディング。

気になるけど、不動産クラウドファンディングがどういうものかわからない人も多いでしょう。

いくら話題になっているとは言え、理解しないまま投資するのは危険です。

不動産クラウドファンディングの概要を理解して、実際に投資するかを判断しましょう。

この記事では不動産クラウドファンディングの仕組みやメリットとデメリットをわかりやすく解説します。

不動産クラウドファンディングの基本を知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

不動産クラウドファンディングを含め、資産運用や家計管理についてお悩みの方は、私たちあしたばにご相談ください。

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不動産クラウドファンディングの仕組みは?

不動産クラウドファンディングとは、インターネットで複数の投資家から集めた資金をもとに事業者が不動産を購入して運用し、得られた利益を出資者に分配する仕組みです。

投資対象は居住用マンションや商業ビル、リゾート施設などさまざま。

自分で選択した不動産に投資できることも、不動産クラウドファンディングの特徴です。

不動産クラウドファンディングは、2017年の「不動産特定共同事業法」の改正により認められるようになった投資方法で、規模が急速に拡大しています。

実際に、出資額は2018年の12.7億円から2022年には604.3億円となり、たった4年で約48倍にも増加しました。(※)

(※出所:国土交通省「不動産クラウドファンディングに係る実務手引書を公表します」

SNSでよく見かけるようになったのも頷けますね

不動産クラウドファンディングのデメリット

インターネットで検索すると、不動産クラウドファンディングについてマイナスのワードが出てきます。

実際にどんなデメリットがあるのか確認しましょう。

不動産クラウドファンディングのデメリットは以下の3つです。

順に解説します。

デメリット①元本割れの可能性がある

不動産クラウドファンディングは他の投資と同じく、元本割れのリスクがあります

不動産の運用がうまくいかなければ、元本が全額返還されない危険もあるのが事実。

預貯金とは異なり、損してしまう可能性がゼロではないことが理解しておきましょう。

ただし、不動産クラウドファンディングのほとんどの事業者は「優先劣後方式」を採用しています。

優先劣後構方式とは

投資家(優先出資者)と事業者(劣後出資者)の両方が出資し、損失が出た場合には、事業者の出資分から負担する仕組み

簡単に言うと、投資家が損をするリスクを減らしてくれる仕組みです。

引用:JRD

 

上の図のとおり、評価額が下がっても劣後出資分(事業者出資分)がなくなるまで、投資家の元本には影響しません。

劣後出資分(事業者出資分)の割合が多いほど、私たち投資家にとっては元本割れのリスクが少ないと言えます。

劣後出資の割合は案件によって異なるため、出資前によく確認しましょう。

デメリット②途中で解約できない

ほとんどの不動産クラウドファンディングは運用期間が決まっており、出資後に途中で解約ができません

たとえ、途中でお金が必要になっても資金を引き出せないのです。

途中でお金が必要になったときに困らないように、必ず余剰資金で投資するようにしてくださいね。

デメリット③競争率が高い 

不動産クラウドファンディングの案件の多くは抽選制や先着順です

そのため、投資したくても全員ができるわけではありません。

人気の案件では競争率が高く当選しなかったり、申込み開始から数分で募集が終了したりして、投資できないことがあります。

案件を勝ち取るには、複数の事業者に登録して応募数を増やしたり、申込み開始前からスマホを持ってスタンバイする必要があるでしょう。

不動産クラウドファンディングのメリット

次に、不動産クラウドファンディングのメリットを確認しましょう。

不動産クラウドファンディングのメリットは以下の4つです。

順に解説します。

メリット①手間なく不動産投資ができる

一般的な不動産投資では、投資後に家賃の回収や修繕の手配など、物件を維持管理する手間と費用がかかります。

しかし、不動産クラウドファンディングは面倒な物件の管理を事業者が行ってくれます

そのため、私たちは投資するだけで、物件を管理する必要や追加でかかる資金はありません。

投資後は、ほったらかしで分配金の入金や元本が返還されるのを待てばOKです。

メリット②少額から始められる

不動産クラウドファンディングは、1万円のような少額から始められます。

一般的な不動産投資は数千万円レベルの資金が必要です。

不動産投資に興味はあるけど、資金面から諦めている方も多いのでは?

しかし、不動産クラウドファンディングは少額から投資できるため、資金の少ない初心者でも気軽に始めやすいです。

メリット③高い利回りを期待できる

案件によって差はありますが、不動産クラウドファンディングの想定利回りは約3〜8%が一般的です。(※)

(※参照:株式会社矢野経済研究所「2022年版 国内クラウドファンディングの市場動向」

利回りが10%を超える案件もあります!

一方で、メガバンクの普通預金の金利は0.02%(2024年7月)、プライム市場の株式の平均利回りは約2%(2024年6月)です。

このとおり、不動産クラウドファンディングは預貯金や株式と比較すると、高い利回りが期待できるのがメリットです。

メリット④価格が安定している

不動産クラウドファンディングは、株式やREITのように日々の価格変動がなく、安定した利回りを期待できます

株式のように毎日価格が上昇したり下落したりすると、どうしても気になってしまい大きなストレスとなってしまうでしょう。

一方、不動産クラウドファンディングは、短期的な市場の動向に振り回されることがなく、決まった分配金が得られます。

しかし、物件の運用状況によっては、想定利回りより分配金が減ったり、元本が全額返還されなかったりする可能性があることは覚えておきましょう。

不動産クラウドファンディングに向いている人

不動産クラウドファンディングをおすすめできるのは、以下のような人です。

  • 少ない資金で不動産投資がしたい人
  • 手間をかけずに不動産投資がしたい人
  • 定期的な収入が欲しい人

特に、不動産投資に興味はあるけれど、資金面で悩んでいる方にはおすすめのサービスです。

メリットとデメリットを理解したうえで、挑戦したい方は少額から始めてみましょう。

不動産クラウドファンディングのよくある質問

最後に、不動産クラウドファンディングのよくある質問について紹介します。

順に回答していきます。

不動産クラウドファンディングの税金は?

不動産クラウドファンディングで得た利益は雑所得に分類されます

雑所得は他にも以下のようなものが該当します。

雑所得の例
  • 公的年金
  • 副業の利益
  • FXや暗号資産による利益

不動産クラウドファンディングでは分配金が入金される際に源泉徴収されるため、基本的には確定申告は必要ありません

しかし、以下の場合には確定申告が必要です。

給与所得者(会社員や公務員など)

給与所得以外の所得が1年間で20万円を超える場合

自営業者や専業主婦

雑所得を含むすべての所得が1年間で48万円を超える場合

ただし、住民税については1円でも雑所得があれば申告が必要なので注意しましょう。

不動産クラウドファンディングとREITの違いは?

不動産クラウドファンディングと同じく、少額から不動産に投資できる金融商品として「REIT」を聞いたことがある方も多いでしょう。

REITとは、証券会社を通じて資金を集め、複数の不動産に投資するもので、日本のREITはJ-REITと呼ばれます。

不動産クラウドファンディングとREITの違いは以下のとおりです。

このように、どちらも不動産への投資手法ですが異なる点も多いです。

ご自分がどちらが向いているか迷った場合は、ぜひあしたばにご相談ください。

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まとめ:不動産クラウドファンディングを上手に活用しよう

本記事では、クラウドファンディングの基本からメリット・デメリットを解説しました。

最後にメリットとデメリットを復習しておきましょう。

不動産クラウドファンディングは、少額から始められる不動産投資の一つです。

もちろん他の投資と同じようにリスクはあるので、メリットとデメリットを理解した上で、余剰資金で始めるようにしてくださいね。

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