「夏休みでお金を使いすぎた…」
「お金を使いすぎないようにするにはどうしたらいい?」
コロナ明けの夏。今まで思う存分できなかった分、今年は買い物やレジャーなどで、「お金を使いすぎてしまった…」という方もいるのではないでしょうか。
今回はお金を使いすぎてしまう原因、使いすぎないための対策をご紹介します。
物価の上昇が続き、家計管理は厳しくなるばかりですが、抑えるところは抑え、楽しみながら節約しましょう。
お金を使いすぎてしまう原因
なぜお金を使いすぎてしまうのでしょうか。
いろいろな原因がありますが、ここでは次の4つを取り上げます。
・衝動買いをしてしまう
・収入と支出を把握できていない
・貯蓄の目的意識が低い
・買い物で快楽を得ている
これらの原因を理解することで、無駄な支出を抑えることができます。
一つずつ見ていきましょう。
衝動買いをしてしまう
まず、お金を使いすぎてしまう原因の一つに、衝動買いをしてしまうことが挙げられます。
セールやバーゲンで、買う予定のなかったものを購入してしまった経験はありませんか?
買い物によって脳内の快楽物質であるドーパミンが分泌され、快楽や喜びを感じられることがわかっています。
また、最近ではSNSの影響も大きく、友人の投稿や広告に刺激を受けて衝動買いをしてしまうケースもあります。
買い物によって一時的な満足感を得られるかもしれませんが、後悔することも多いものです。
そして、衝動買いが行き過ぎると、借金につながるかもしれません。
衝動買いをしないための対策は次の章で詳しくご紹介します。
収入と支出を把握できていない
収入と支出を把握できていないと、お金を使いすぎてしまいます。
お金の流れを把握できておらず、いつの間にか支出が収入を上回っている可能性があるからです。
「コのほけん!編集部調べ」による家計簿に関するアンケートでは、現在、家計簿をつけている人は30.6%と、約3人に1人しかいません。
それに対し、家計簿をつけたことがない人は40.9%と、つけている方と比べて多くなっています。
支出を把握しなければ、収入より多いのか少ないのか判断ができません。
今は家計簿アプリもたくさん出ており、無料で簡単に記録ができます。
月々にいくら使っているか把握できていないという方は、一度つけてみるといいでしょう。
貯蓄の目的意識が低い
貯蓄の目的意識が低く、貯金ができていないと、病気やケガで働けなくなったとき、不景気で収入が減ってしまったときなど、生活が立ち行かなくなってしまう可能性があります。
また、マイホームの購入や老後の生活など、希望するライフスタイルの実現が難しくなってしまうかもしれません。
なぜお金を貯める必要があるのか、いくら必要なのかを知ることで、お金の使いすぎを防ぐことができます。
買い物で快楽を得ている
衝動買いでも説明しましたが、買い物で快楽を得てしまうと、お金を使いすぎてしまいます。
買い物には快楽的な価値観と効用的な価値観の2つがあることを知っていますか?
快楽的な価値観とは
買い物することそのものを楽しいと感じられること
効用的な価値観とは
「よい買い物」ができること買い物すること
例えば「手際よく買えた」「お得に買えたといった」など
また、買い物で快楽を得られると考える傾向の強さは、バーゲンで買い物をしようとする、衝動買いをしてしまう傾向の強さと関連することがわかっています。
参考:「買物意識の2次元モデルについての検討:日本の消費者における快楽次元と効用次元の測定」
買い物に快楽的な価値観を求めていると、お金を使いすぎてしまうでしょう。
お金を使いすぎないための対策
それでは、お金を使いすぎないためにどうすればいいのでしょうか?
ここでは5つの方法をご紹介します。
・買い物の計画を立てる
・収入と支出を正確に把握する
・目的を持って貯蓄する
・買い物以外の楽しみを見つける
・クレジットカードの使い方を決める
それぞれ詳しく見ていきましょう。
買い物の計画を立てる
お金を使いすぎないために、買い物の計画を立てましょう。
買い物リストを持っていない人の方が、衝動買いをしやすいというデータがあります。
参考:神戸大学 経済経営研究所 助教 加藤諒「消費者と非計画購買」
買うものをメモする、予算を決めておく、この2つをするだけで無駄遣いを減らすことができます。
ぜひ試してみてください。
収入と支出を正確に把握する
先ほど、お金を使いすぎてしまう原因に「収入と支出を把握していない」を挙げました。
反対に言えば、収入と支出を把握すればお金の使いすぎを防ぐことができます。
最近は特に暑く、コンビニや自動販売機で飲み物を買う機会が増えているのではないでしょうか。
一回一回の金額は少なくても、積み重ねれば大きな金額となります。
例えば、1本150円のペットボトルを月20回買ったとしたら3000円です。
細かく支出を把握し、無駄遣いがないか確認しましょう。
目的を持って貯蓄する
目的を持って貯蓄することも、お金を使いすぎないための対策の一つです。
具体的な目標を立てることで、無駄遣いを減らし、お金を計画的に使えるようになります。
例えば
・半年後までに旅行代として15万円
・3年後までに車の購入費として200万円 など
いつまでにいくら貯めるかを決めましょう。
実際に数字を挙げることで、月々いくら貯めればいいのかが見えてきます。
しかし、貯金や節約ばかりに意識がいってしまうと、今の生活が楽しめなくなってしまいます。
何事もバランスが大切です。今の生活を楽しみながら、未来も楽しめるよう、貯蓄を意識しましょう。
買い物以外の楽しみを見つける
買い物以外の楽しみを見つけることで、お金の使いすぎを防ぎながら、満足感を得ることができます。
お金がかからない、もしくはかかっても低い趣味には、ランニングやウォーキング、ガーデニングなどがあります。
特に身体を動かすものは、健康維持にもなるため一石二鳥です。
とはいえいきなりお金のかからない趣味を見つけるのは難しいため、お金のかかる趣味でも、予算を決めて範囲内で楽しむようにしましょう。
クレジットカードの使い方を決める
お金を使いすぎないために、クレジットカードの使い方を決めておきましょう。
クレジットカード払いは現金と比べてお金を払っている感覚が薄くなります。
実際に、現金よりもクレジット払いの方が非計画的な買い物をしやすいという調査結果も出ています。
参考:神戸大学 経済経営研究所 助教 加藤諒「消費者と非計画購買」
予算を決める、上限金額を設定するなど、クレジットカードの使い方を決めておきましょう。
メリハリをつけてお金を使おう
今回はお金を使いすぎてしまう原因や使いすぎないための方法をご紹介しました。
「チリも積もれば山となる」という言葉があるように、少ない金額でも出費が重なれば大きな金額となります。
自分が無駄遣いをしていないかどうか振り返り、抑えられるところは抑えましょう。
「もう削れるところがない」と思っていても、プロの目から見ると違うかもしれません。
「家計を見直したい」という方はぜひ弊社までお問い合わせください。
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