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電気代に大きく影響する家電とは?電気代の平均額も解説!

電気代をもう少し安くできないかしら?

電気代に一番大きな影響のある家電ってなに?

いますぐできる電気代の節約方法が知りたい

光熱費として毎月必ず支払う電気代。

特に、エアコンの利用で夏と冬の電気代は高くなりがちです。

毎月支払わなければならないものですが、だからこそ電気代はできるだけ抑えたいものですよね。

電気代を抑えるためには、電気代の平均額と、電気代に大きな影響のある家電は何かを知っておくことから始めましょう。

今回の記事を参考にしながら、今から実践できる節約方法を試してみてくださいね!

電気代の平均は世帯人数や季節によって大きく異なる!

みなさんは毎月の電気代をきちんと把握していますか?

月によって変動するため、把握が難しいと感じることもあるかもしれません。

電気代の節約を考える際、「我が家の電気代は平均と比べて高い?低い?」「4人暮らし世帯の電気代の平均は?」などと、何かと平均が気になりますよね。

電気代の平均は世帯人数季節といったさまざまな観点によって大きく異なります。

つまり、それぞれの視点から平均額を確認することで、より実態に即した金額がわかります。

また、地域によって気候の差もあるため、地域別にも確認しておきましょう。

以降で統計が3つ続きますが、それぞれじっくりと確認してくださいね。

①世帯人数

世帯人数ごとの電気代の平均額は以下の通りです。

世帯人数平均額
1人¥5,791
2人¥9,515
3人¥10,932
4人¥11,788
5人¥12,471
6人以上¥16,003
平均¥8,974

参考:総務省「家計調査 家計収支編2020年」

総世帯の平均は8,974円ですが、世帯人数によって大きな開きがあることがわかります。

世帯人数が増えるほど電化製品が多くなり、使用時間も長くなる傾向にあるため、結果として電気代が高くなります。

②季節

真夏や真冬は、さまざまな家電を用いて室温をより快適にしなくてはならず、おのずと家電の使用時間や使用頻度も多くなります。

季節ごと(月別)の2人以上世帯の電気代の平均額は以下の通りです。

月別2人以上の世帯平均額
1月¥12,232
2月¥13,201
3月¥13,100
4月¥12,117
5月¥10,541
6月¥9,153
7月¥8,585
8月¥9,661
9月¥11,206
10月¥10,152
11月¥8,965
12月¥9,137

参考:総務省「家計調査 家計収支編 用途分類」

電気代は、一般的に使用した翌月に支払うため、上記の表は電気代の支払い月を示しています。

つまり、利用月はその前月ですね。

最も電気代が安いのは7月(6月使用分)の8,585円で、逆に最も高いのは2月(1月使用分)の13,201円です。

夏よりも冬の電気代が高いのは、暖房機器の消費電力量が大きいからです。

エアコンを例に考えると、とあるエアコンの冷房期間消費電力量は約400kWhである一方、暖房期間消費電力量は約1,100kWhと、大きな差があります。

③地域

「夏と冬」「先月と今月」といった観点で電気代を考えがちですが、実は地域差も関係しています。

お住まいの地域の電気代の平均額を確認してみましょう。

地方平均額
北海道地方¥10,382
東北地方¥10,048
関東地方¥8,533
北陸地方¥10,324
東海地方¥9,300
近畿地方¥8,598
中国地方¥9,548
四国地方¥10,140
九州地方¥8,412
沖縄地方¥8,247

参考:総務省「家計調査 家計収支編 2020年」

先述の通り、冷房よりも暖房の消費電力量のほうが大きいため、北海道や東北、北陸など雪が降ることの多い(寒い)地方の電気代は高い傾向にあります。

一方、九州や沖縄は比較的温暖な地域も多く、電気代は安くなります。

やはり寒暖の差も電気代に関係していることがわかりますね。

また、地方は戸建てが多く、住宅が広いと部屋を冷やす(暖める)ためにも多くの電力量が必要になるため、より電気代が増えることになります。

このように、電気代の平均額は世帯人数・季節・地域によって大きな差があります。

それぞれの平均額を参考にしながら、自宅の平均額と比べてみましょう。

電気代に大きく関係する家電は…〇〇!

ここでクイズです!

東京都が発行している「2021年 家庭の省エネハンドブック」によると、家庭での電気使用量割合が一番多い家電は何でしょうか?

①エアコン

②冷蔵庫

③照明器具

④テレビ

↓↓↓

 

 

 

↓↓↓(答えはこちら)

 

 

 

↓↓↓

正解は③照明器具です。

エアコンだと思った人も多いのではないでしょうか。

使用割合が高いのは、意外にも実は照明器具なんです。

電気使用量割合の上位を確認すると、
1位:照明器具=17.3%
2位:エアコン=17.2%
3位:冷蔵庫=16.5%
4位:テレビ=10.7%
となっており、この4項目だけで電気代の約60%を占めていることがわかります。

エアコンの使用によって電気代が大きく変わると解説してきましたが、照明器具や冷蔵庫も電気代に密接に関わっているということですね。

これら4つの家電の使用時間使用頻度を見直すだけでも、電気代節約の効果がよりアップするといえます。

電気代の節約方法


では、どのようにして電気代の節約につなげるべきなのでしょうか?

ここでは「使用時間を減らす」といった一般的な節約方法以外に実践できるものをご紹介します。

「これならできそう!」という節約方法がないか、しっかりチェックしてみてくださいね!

照明器具

  • LED電球にする
  • 調光機能を使う
  • 家族の生活時間を合わす・できるだけ同じ部屋で過ごす

LED電球は一般の電球に比べて値段が高いですが、長い目で見れば非常にお得です。
また、家族の生活時間を合わせるだけでも照明器具の利用時間は格段に短くなります。

エアコン

  • 夏は28℃、冬は20℃を目安に温度設定を
  • フィルターを月2回程度掃除する
  • 扇風機を併用する
  • 室外機の前に物を置かない

室外機を囲うなど、空気循環がうまくいかないと冷暖房効果が落ちると言われています。
また、フィルターをこまめに掃除したり、エアコン自体の手入れもお忘れなく。

「(夏に)寒すぎる温度設定」「(冬に)暑すぎる温度設定」は電気代が跳ね上がる原因になり、環境にも良くありません。

衣類などでうまく調節しながら適切な室温設定を心がけましょう。

冷蔵庫

  • 熱いものは冷ましてから入れる
  • 冷蔵庫の中には食品を入れすぎない
  • 季節に合わせて庫内の温度を変える

冷蔵庫の中に熱いものがあったり、食品が多すぎたりすると、冷蔵庫は庫内を冷やそうとさらに電力を消費してしまうため注意しましょう。

また、季節に合わせて庫内温度や冷却のレベルを弱・中・強で変えるなど、調節するのも電気代節約のためには良い取り組みです。

テレビ

  • 明るさを抑える
  • 省エネ性能の良いテレビに買い替える

画面が明るすぎないように調節するほか、すでに長期間使用しているテレビの場合は省エネ性能の高いテレビに買い替えることも選択肢の1つです。

今回ご紹介した方法は、いずれもささいな暮らしのコツですが、今すぐ実践できるものばかりです。
ちょっとした工夫や努力によって、電気代を抑えることができますのでぜひ取り入れてみましょう。

まとめ

真夏や真冬は冷暖房の使用頻度が増えるため、おのずと電気代も増えます。

しかし、エアコン以外にも生活の中でさまざまな家電を使っており、ちょっとした心がけで電気代を抑えることができます。

さらに、毎月必ず支払う電気代を少しでも抑えることができれば、家計にもプラスの効果が期待できます。

ちょっとした電気代の変化とはいえ、年単位で見ると影響は決して小さくありません。

ライフスタイルに合わせて無理なく実践できる節約方法をぜひ試してみてくださいね!

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