「NISA(ニーサ)を始めようと思っているけど、いつまでに手続きをすれば今年の枠も使えるのかな?」
「そもそも、NISAの口座開設にどれくらい時間がかかる?」
この記事は、そんな疑問にお答えする内容です。
毎年10~11月頃にかけて「年末調整」でみなさんの税に関する意識が高まるせいか、少額投資非課税制度である「NISA(ニーサ)」への関心も高まります。
年末にかけてスタートする場合は注意点がありますので、ぜひチェックしておきましょう。
※NISAには「一般NISA」と「つみたてNISA(積立NISA)」があります。制度そのものについてはこちら(↓)をご確認ください。
NISAの「1年」の考え方
NISAは、毎年一定の投資枠が付与され、一定期間内に得られた利益が非課税になる制度。
(一般NISAは年間120万円まで・5年間、つみたてNISAは年間40万円まで・20年間)
1年の区切りは「1月~12月」です。
前の年に遡ることは一切できないルールなので、始めようと思った年の枠をすぐに使いたい場合は要注意!
12月までに「専用口座を開設」し、実際に「投資を実行」するところまで完了しなければなりません。
手続きにかかる時間は?
NISAの口座開設が完了して投資をスタートできるまで、どれくらい時間がかかるのかを見ておきましょう。
今回は、投資未経験者・初心者を想定して次の前提で解説します。
- 証券口座or投資信託口座を「未開設」の金融機関でNISAを始める
- 今までに一度も、NISA口座を開設したことがない
手続きの流れ
- 面談予約(予約不要の場合あり)または 資料請求 ※一部ネット証券では資料請求をせずにWEB上で完結
- 必要書類の提出(本人確認書面・マイナンバーの提出義務あり)
- 「証券口座」または「投資信託口座」開設完了
- 投資資金の入金(口座引落し等で積み立てのみをする場合は不要)
- 税務署の審査を経て、「NISA口座」開設完了
- 投資の実行(商品の買い付け)
手続きにかかる時間
結論から言うと、最短で2~3週間くらいかかります。
上記⑤の「税務署の審査」が短くて1~2週間、長いと2~3週間かかるため、どうしてもそれくらいの時間がかかってしまうのです。
また、ネット証券等で郵送のやりとりがある場合、「金融機関からの発送にかかる時間」「返送する際にかかる時間」も加わるため、もう少し長くなる傾向にあります。
手続きの注意点
当然ですが、「記入・捺印漏れ」や「マイナンバーの提出忘れ」等の不備があると手続きがストップしますので、更に長い時間を要します。
そして“あるある”なのが、、、「マイナンバーが手元にない」というケースです。
単純に紛失していたり、自宅以外で保管している方など、理由は様々。
そうした場合は「個人番号記載有りの住民票写し」を提出する方法もあります。(マイナンバーカードの発行・再発行には3~4週間かかってしまうので)
ただ、それでも役所に行くなどの手間が発生するので、手続きはだいぶ長くなってしまいますね。
こうした「予期せぬ事態」も起こり得ると考えておきましょう。
一般NISAのみ、一部の金融機関では「簡易開設」の制度を設けている場合があり、それを利用すると上記の流れよりも早いタイミングで投資を実行(商品を買い付け)することができます。
ただし、利用には一定の条件があり、制度を設けていない金融機関もあるためご注意ください。
いつまでに手続きを始めれば良い?
商品によって購入手続きの締切が早いことも
オーソドックスに国内の上場株式を購入する場合は、年末の最終営業日に購入してもその年のNISA枠を利用することができます。
ただ、投資信託は注文から5~6営業日後の「受け渡し日」が12月中に到来しないと今年の枠を使うことができないため、その分前倒しで購入手続きを進めるなければなりません。
また、年末は海外の株式市場の「クリスマス休暇」があったり、購入する商品によっては【更に前倒し】の場合もあるので注意が必要です。
例:一部の海外株式を投資する「投資信託」の場合、2020年の発注締切は12月23日(水)
できれば11月中旬までに手続きを開始すべき
前述の通り、順調に手続きが進んでも2~3週間は時間がかかります。
そして書類の不備等があれば1ヶ月以上かかってしますケースもざらにありますし、先ほどの商品購入締切の件もあります。
最悪でも11月末までに、可能な限り11月中旬くらいには手続きをスタートさせることをお勧めします。
余裕をもったスケジュールで手続きを進めましょう。
まとめ
NISAは始める時の手続きがやや煩雑であったり、上記のように時間がかかるので、途中で諦めてしまう方もいます。
ですが、、、
今回始めようと思ったのなら、それは「お得な制度で」「投資を始める」大チャンスですよ!
口座開設さえしてしまえば、後はそれほど面倒なこともありません。
ぜひこの機会を逃さずに、行動を起こしてくださいね。
弊社横浜のFPオフィス「あしたば」は、NISAやiDeCo/イデコ・企業型確定供出年金(DC/401k)のサポートに力を入れています。
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