つみたてNISA/一般NISA

NISAでロールオーバーを忘れたらどうする?しない方がいい場合は?

「NISAのロールオーバーを忘れたけどやり直せる?」

「ロールオーバーは必ずした方がいいの?」

この記事は、そんな疑問がある方向けの内容です。

NISA(ニーサ)には非課税期間終了後にさらに5年非課税で運用できる「ロールオーバー」という制度があります。ロールオーバーには所定の手続きが必要ですが、もし忘れてしまったらどうなるのでしょうか?

結論から言うと、ロールオーバーを忘れたらやり直すことはできません。しかし、ロールオーバーを忘れた場合の対応や、ロールオーバーをしない方が良い場合を知っていれば、焦らず対応ができるはず。

そこで、この記事では、NISAでロールオーバーを忘れた場合の対応を解説。合わせて「ロールオーバーをしない方が良い場合」についても紹介していきます。

NISAでロールオーバーを忘れたらどうなる?

NISAでロールオーバー制度を使いたい場合は、手続き期間中に所定の手続きを行う必要があります。

この期間中に手続きを忘れた場合、非課税期間終了と共に課税口座へ移管されることとなりますが、一度課税口座に移管されると、さかのぼってロールオーバーをやり直すことはできません。ロールオーバーをしたいと考えている場合は、必ず手続き期間中に手続きを行いましょう。

なお、ロールオーバー手続きの方法は、各証券会社のWEBサイトで解説されています。各社で手続きが異なる部分もあるためチェックしておきましょう。

  • ロールオーバーを忘れたらやり直せない
  • 非課税期間終了と共に課税口座に移管される
  • 具体的な手続きは証券会社のWEBサイトで確認
【ロールオーバーって何?】2021年末にNISA非課税期間が終了した時の手続き 「2017年に始めたNISA(ニーサ)が満期を迎えるみたいだけど、その後はどうなるの?」 「一般NISA(ニーサ)はロール...

ロールオーバーを忘れた場合の対応

ロールオーバーを忘れて課税口座に移管された金融商品の対応は、「課税口座で運用」または「売却」という2パターンから選択することになります。

どちらを選ぶかは自由ですが、対応の選択はどのようなポイントから決定すれば良いのでしょうか?

ここでは、ロールオーバーを忘れた場合の対応を選ぶポイントを解説します。

課税口座で運用を続ける

課税口座で運用を続けた方が良いのは、金融商品の成績が好調な場合です。課税されても十分利益が見込める場合は継続して運用を続けるのが良いでしょう。

金融商品が課税口座に移管されると、今まで免除されていた「20.315%(所得税+住民税+復興特別所得税)」の税金が課税されるようになります。
つまり、実質的な利益が今までよりも約2割減ることとなるため、今までよりもよりシビアに金融商品の成績を考える必要性が出てきます。

売却する

売却した方が良いのは、主に金融商品の成績が不調な場合です。

現在成績が不調で、かつ長期的な資産価値の成長が期待できない場合、継続保有はあまりおすすめできません。

なぜなら、金融商品の成績改善が見込めない場合、その金融商品を持ち続けるよりも、他の長期的な成長が見込める商品に切り替える方が期待リターンは高まるためです。

「取得時より時価が下がること」に起因する自己資産の現象を「含み損」と言い、含み損が大きくならないように売却することを「損切り」と言います。

長期的な成長の期待度が少なく、含み損が大きくなりそうだと思われる場合は、早めの損切りを検討しましょう。

ロールオーバーをしない方が良い場合

NISAのロールオーバーに関する対応には、そもそもロールオーバーをしない方が良い場合も存在します。

なぜなら、ロールオーバーは非課税期間を延長できる代わりに、新たなNISA枠を圧迫してしまったり、つみたてNISAへの切り替えができなかったりといった影響があるため。ロールオーバーもメリットばかりの制度ではないのです。

そこでここでは、ロールオーバーをしない方が良い、3つのケースについて解説します。

新たなNISA枠で買いたい商品がある場合

運用中のNISA枠が非課税期間終了すると、新たに5年間、別のNISA枠を運用できるようになります。このときロールオーバーをすると、運用中の商品を新たなNISA枠に持ち越すことができます。

しかし、ロールオーバーをすると、持ち越した金融商品の金額分だけ、新たなNISA枠を使用してしまいます。そのため、新たなNISA枠で枠いっぱいに商品選びをしたい場合は、ロールオーバーをしない方が良いでしょう。

積み立てNISAに切り替えたい場合

NISA(一般NISA)と積み立てNISAは同時運用ができません。そのため、一般NISAの非課税期間終了に伴って積み立てNISAにしたいと考えている場合は、ロールオーバーをしない方が良いでしょう。

なお、NISAと積み立てNISAの切り替えは随時可能ですが、年内に一度でも取引をしてしまうとその年は切り替えができなくなります。この場合、切り替えの申し込みができるようになるのは10月1日以降で、切り替えが実行されるのは翌年の1月1日となります。

また、その年に取引をしていなくても、10月1日~12月31日に切り替えの申し込みをした場合は、切り替えが行われるのは翌年の1月1日となります。

商品の運用成績が悪い場合

ロールオーバーを忘れた場合の対応でも解説しましたが、金融商品の運用成績が悪い場合は、持ち続けること自体が損になる可能性があります。

そのため、金融商品の成績改善が見込めない場合は、ロールオーバーをせずに売却も検討しておきましょう。

また、新たなNISA枠で別の商品の購入を考えている場合、ロールオーバーすると成績の悪い金融商品で枠を使ってしまうことになります。

将来的な利益の損失にもなり得るため、潔く売却することも検討しておきましょう。

新NISAへのロールオーバーはできる?

現在のNISA制度は2023年で終了となり、2024年からは「新NISA」と呼ばれる新たな非課税制度へ移行されることが決定しています。

新NISAイメージ図

現在のNISAと新NISAの違いは主に枠内の区分です。
現在、年間120万円の非課税枠が122万円に増額され、積み立て20万円と一般102万円の2階建て構造に分割されます。

そして、現在のNISAから新NISAへのロールオーバーは「全額可能」です。

ロールオーバーを行う場合は、まず2階部分の一般枠・102万円から消費します。102万円で収まらなかった場合、次に1階の積み立て枠・20万円を消費します。なおこのとき、積み立て商品でなくてもロールオーバーは可能です。

1階と2階を消費してもロールオーバー額が残っている場合は、以降無条件でロールオーバーができます。

ロールオーバーは、プロのアドバイスもふまえて判断しよう

ロールオーバーは便利な制度ですが、「どんな場合でもロールオーバーが正解」というわけではありません。むしろロールオーバーをしない方が良いケースもありますし、ロールオーバーをすることで将来的な利益の損失に繋がることもあり得ます。

また、ロールオーバーを忘れてしまっても対応のポイントが分かっていれば焦らずに済みますが、ご自身で判断するのはなかなか難しいかもしれませんね。

2024年からは新NISAも始まりますし、更に判断が難しく感じられるでしょう。

よって、ロールオーバーについてはファイナンシャルプランナー(FP)や証券会社・銀行の担当者など、専門的な知識を持つ人からアドバイスを得ることをお勧めします。

特に私たちのような「独立系FP」は、特定の金融機関に所属せず、販売ノルマのための商品乗換提案をされる可能性は低くなります。

ぜひ、独立系FPに相談してみてくださいね!

弊社横浜のFPオフィス「あしたば」は、創業当初からNISA・ジュニアNISAやiDeCo/イデコ・企業型確定供出年金(DC/401k)のサポートに力を入れています

収入・資産状況や考え方など人それぞれの状況やニーズに応じた「具体的なNISAやiDeCoの活用法と注意点から「バランスのとれたプランの立て方」まで、ファイナンシャルプランナーがしっかりとアドバイスいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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