子供の習い事費用の平均っていくらなんだろう?
どれくらいの金額をかけるのが適正なのかな?
今回の記事はそのような疑問をお持ちの方向けの内容です。
4月に入り、新年度の生活にも少しずつ慣れ始めた今、新たに習い事を始めようかと考えているご家庭も多いのではないでしょうか。
でも気になるのは、お金のこと・・・
家計の中でいくらまで習い事費用に捻出すべきなのか、いまいちよく分からないですよね。
そこで今回は、子供の習い事費用について解説してみたいと思います。
気になる方は是非最後まで読んで見てくださいね。
習い事の検証
ここでは様々な角度から習い事について検証してみたいと思います。
どれくらいの割合で習っている?
まずは習い事をしている子供は全体の何割くらいなのかを見ていきたいと思います。
(出典:バンダイ「子どもの習い事に関する意識調査」結果https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question252.pdf)
未就学児である3歳~6歳の半数近くが既に何かしらの習い事を始め、年齢を重ねるごとに割合も増えていることが分かります。
小学校3~4年ではなんと8割の子供が習い事をしている状況です。
5~6年生で少し減少はしていますが、それでも7割を超えています。
この結果からほとんどの子供は習い事をしているといってもよさそうです。
1人につき何個くらい習っているの?
(出典:バンダイ「子どもの習い事に関する意識調査」結果https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question252.pdf)
1人あたりの習い事の数ですが、習い事が1つの子供が5割弱いるものの、半数以上の子どもが2つ以上の習い事をしていることが分かりました。
なかには4つ以上習い事をしている家庭もあり、習い事を重要視している家庭が多いことが伺えます。
1人につきいくらかかる?
(出典:『ケイコとマナブ』2017年 子どもの習い事ランキング
http://www.recruit-mp.co.jp/news/pdf/20171005_02.pdf)
この結果をみてみると、1人あたりの習い事の合計費用平均は1万3091円であると分かります。
こちらも年齢が大きくなることにつれて金額が上昇する傾向にあります。
またこれは1人あたりの結果ですので、兄弟・姉妹がいる家庭では、また金額の負担も増えてくることが考えられます。
習い事するうえでの費用のポイント
習い事はほとんどの子供がやっていて、しかも複数個習っていることが分かりました。
ここでは実際にいくら習い事にかけていくのが理想か検証したいと思います。
費用は手取り月収の5%以内に
一般的に子どもの習い事の費用は、世帯の手取り月収の5%以内が目安と言われており、それ以上の費用をかけると負担感があり、「きついな」と感じる方がいらっしゃいます。
年収400万の方だと、月額約13000円。年収600万の方は月額約20000円くらいが目安といわれており、それ以上費用を使っている方はその他の家計から捻出したり、節約する必要があるかもしれません。
また子ども全員の習い事の費用をここから賄わなくてはならないため、子どもの数が多くなるほど一人あたりにかけられる金額は減ってしまいます。
習い事は固定費として計上
月謝は毎月請求があり、辞めるまではずっと支払い続けなければならないものなので、固定費として必ず引かれるものだと認識する必要があります。
光熱費や家賃と同じように固定費として計上することで残りのお金のやりくりがしやすくなります。
また学年が上がることで月謝もあがる可能性があるので、1年に1度は習い事費用のチェックをお勧めします。
安易に習い事を増やしすぎない
幼稚園・保育園の無償化などで浮いた資金を習い事の費用に回している方が多いと聞きますが安易に習い事を増やすべきではないと考えます。
幼少期から習い事を増やしすぎて辞められなくなり、年ごとに月謝が高くなって負担が大きくなる可能性もあるからです。
始めるときは慎重に、きちんと調べてから始めることをお勧めします。
費用を抑えつつ学習できるサービス
勉強系の習い事は、通信教育やさまざまなサービスを利用して自宅で学習させることにすれば、費用を抑えられることもあります。
ここではなるだけお金をかけずに出来るサービスをいくつか紹介したいと思います。
オンライン英会話
人気の習い事のトップに輝く英会話はコロナ禍もあり、いまオンライン英会話に力をいれているスクールも多いです。
ネイティブの先生と1対1で会話でき、料金も普通の英会話より安く、自宅で受けることができるので利用している方が増えています。
プログラミング
プログラミングは小学生ので必修科目に入ったことで大注目ですが、スクールに通わせなくても無料で使えるソフトなどを使用し自宅で勉強することも可能です。
最近はゲーム感覚で学べるソフトやアプリも充実しており、低学年でも取り入れやすく楽しみながら学べるメリットがあります。
Web上の無料プリント
漢字の練習や、計算問題などのプリントは無料でダウンロードし印刷できるサイトがたくさんあります。
特に低学年のうちは教室通いやドリルを買わなくても、費用を抑えることができると思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は習い事にかかる費用について詳しく解説してきました。
最近の習い事は本当に多種多様で、0歳から始めることも珍しいことではありません。
幼児期の習い事は小中学生の習い事に比べると低料金のケースが多く、ついつい気楽に始めがちです。
しかし数を多くしすぎて、貯蓄が出来ない・メインの教育資金が足りないという状況になれば本末転倒ですよね。
始める前には、しっかり計画性をもって、優先すべき教育費は何かを考えてみることが大切です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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