弊社では、「あしたば会員制度*」に入会いただいた方向けのフォローアップセミナーを、年2回(夏・冬)に開催しています。
※私たちと一緒に「将来を豊かにするための積み立て投資」などをスタートされたお客様がご入会いただけます。(詳しくはこちら)
2020年夏のフォローアップセミナー(サマーセミナー)は、新型コロナウイルスの影響により初めてのオンライン(ZOOM)開催となりましたが、お蔭様で無事に終了となりました。
簡単にではありますが、セミナーの内容や参加者の方のリアクションなどをレポートしておきたいと思います。
2020夏【会員限定】フォローアップセミナーのテーマ
今回のテーマは「withコロナでどう変わる?これからの世界経済」でした。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、日々の生活・仕事のスタイルが大きく変わったという方も多いはずです。
世界情勢もめまぐるしく変化し、企業の買収・倒産や株価暴落のニュースを耳にした方にとって、投資・運用を継続していくことに不安を抱く方もいるでしょう。
あしたば会員の方は「積み立て投資」など何らかの長期投資・運用をスタートされている方ですので、私たちが日々「長い目線で!」と繰り返し伝えていますが、
それでも不安が頭をよぎる方もいらしたようです。
そこで、今回は「コロナの影響と今後の見通し」についてじっくりとお話しさせていただきました。
コロナが経済に与えた影響
ご存知のとおり、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、今年3~5月前後に各国で渡航禁止・外出制限等で経済活動が一気に停滞してしまったことから、多くの業種で企業の業績が急激に悪化しました。
それにより、この半年間では世界経済と企業の株価にどのような影響が出たのか、GDPやTOPIX・S&P500などの株価指数を基に、具体的に検証・確認しました。
(GDPについては、このレポートでは割愛します。)
株価はどのくらい下がった?
あしたば会員のみなさんには、株価の暴落等があった際には「株価大幅下落時アラート」という一斉メールを配信します。
ちょうど今年2~3月の暴落時にも2回にわたり発動したのですが、一体どの程度だったのでしょうか?
参加者のみなさんに投げかけてみると、今一つの反応^^;
やはりみなさん、半年も経つと忘れてしまうものですね。
答えは、ピークから▲25~35%程度。“10年に一度くらい”の大暴落で、「コロナショック」と名がつくほどでした。
その後どうなった?現在(8月)は?
その後、各国のロックダウン(都市封鎖)等が緩和され、感染拡大を抑えつつ経済活動を再開していくウィズコロナの流れになっていくと、株価も回復していきました。
足元の4~6月四半期決算の内容等は散々ですが、将来の消費・需要回復と企業業績の回復を見越して、株価は戻してきています。
ここでは詳細は割愛しますが、特に新興市場は絶好調!
日本のマザーズ市場や米国のNASDAQ市場は、コロナ前の株価を大きく上回る水準になっています。(NASDAQに加え米国のS&P500は史上最高値を更新)
「実体経済が回復する前に、将来の成長期待を“織り込んで”株価は上がっている」
という事実と、
「そもそも株価は2~3年後の企業価値を“織り込んで”動いていくもの」
「現在の企業業績や株価に一喜一憂せず、長い目で成長を見守っていくことが大事」
という投資の本質を確認していただきました。
多くの参加者の方は、「ここまで株価が戻しているとは知らなかった」「やっぱり長期的視点が大事ですね」と理解が進んだようでしたので、じっくりお伝えして良かったです^^
コロナ禍で逆に業績・株価を伸ばした企業
AmazonやZoomのようなIT企業に代表されるように、「暮らし方・働き方等の変化」に対応するサービスを生み出す企業は、コロナ禍でも業績を伸ばしました。
「人と会うリスク」「外出するリスク」「移動するリスク」
これらが突如として顕在化した中で、非対面サービス・自宅で消費できるサービスの需要が急激に高まったことがあります。
具体的にどのような日本企業・外国企業が業績をアップさせ、株価上昇に繋げているのか。今後の更なる成長が期待されている企業はどこなのか。
参加者のみなさんと一緒に考える「双方向形式」で具体例を検証してみました。
参加者に「思いつく業界・企業」をあげてもらうと?
参加者のみなさんにZOOMのチャット機能を使って「コロナ禍で業績・株価を伸ばした業界・企業」を挙げてもらうと、
業界:IT、通販、物流、生活用品、スーパー
企業:出前館、ウーバーイーツ、ZOOM、任天堂、ドン・キホーテ、ユニ・チャーム
などなど、かなり具体的な意見が出てきて凄く盛り上がりました。(さすが、うちの会員のみなさん!そもそも真面目に回答してくださるのがありがたいです^^)
上記は仰る通りで、「巣ごもり消費」「テレワーク」等を支える商品・サービスを提供する業界・企業が躍進しています。
具体例「任天堂」
こちらで具体例をいくつかご用意していたので、参加者の方の声にもあった「任天堂」を取り上げます。
巣ごもり消費が増える中、お家で遊べる家庭内ゲームの需要が一気に高まりましたが、任天堂は「あつまれ どうぶつの森」(通称:あつ森)が大ヒット。
その影響もあって、2020年4~6月期の売上高は前年同期比+108.1%の約3,581億円、営業利益は前年同期比+427.7%の約1,447億円と、驚異的な好業績を叩き出しました。
(株価は8月26日に終値57,530円で、年初来高値を更新しています。)
コロナの影響だけでなく、日々の市場調査・市場開拓という「準備」があってのこと。
こうした時代の流れを捉えられる企業が、今後の成長も期待でき、それを市場が織り込んで株価も上昇していくのです。
その他の事例
他にも、米国の「GAFAM」や「ZOOM」「テスラ」など、業績もしくは株価で一気に伸びている企業をピックアップ。
日本では「ユニ・チャーム」や「マネーフォワード」などを事例として挙げました。
ここでは割愛しますが、そうした事例を見ることで、「しっかりと成長期待の持てる企業を選別することの重要性」を再認識していただくことができました。
(あしたばのお客様は、長期投資に重きを置くアクティブ型の投資信託で投資・運用される方が多いため、まさにそれを実践していることになります。)
今後の見通し
「これからは、●●業界が熱いですよ!」「いま●●の株が安くなっています」といった短期的な市場予測・株価予測を、
私たちは一切しません。
ただ、今後の政治イベントや世界情勢の全体像を掴んでおくことで「長期視点での投資・運用の経験値アップ」に繋がることは間違いないため、毎回のフォローアップセミナーでザックリとした今後の見通しをお伝えしています。
今回は「米国大統領選」と「米中対立」をテーマに取り上げ、今後の見通しについて会員のみなさんにも一緒に考えていただきました。
特に前者は気になる方も多いようで、世の中には「大統領選後に株価が上がる・下がる」を予測する人がたくさんいるからでしょう。
申し訳ないのですが、「そんなの考えたって仕方ない。全ては結果論」と一蹴させていただきました。
予測して当たるなら、誰でも株で大儲けできますよね(笑)
そうではなく、あくまでも長い目で世界経済の成長・企業の成長を見守ることが重要なのです。
ただ、米中対立については「注視しておくべき」と考えているので、セミナーではそのあたりも解説しました。
最後に
今回のレポートは、ここまでとさせていただきます。
(さすがにこれ以上書くと会員さんのメリットがなくなってしまうので^^;)
他にも、ジュニアNISAやiDeCoなど「お金に関するお役立ち情報」をおまけ編でお伝えして、今回はお開きとなりました。
みなさんアンケートも丁寧に回答してくださり、温かいご意見・ご感想をいただき大変励みになります。
今回はオンライン開催でしたが、次回以降は「ライブ配信ありの対面形式」で開催可能な状況となっていたらと願っています。
いつも「セミナー終了後のランチ会(安藤・福永のこだわり弁当・コーヒー付き♪)」が好評なんですよ~
実は私たち、この8月で創業から丸5年が経ちました。(写真は、心優しいスタッフが手配してくれた花束です(泣))
ここまで何とか少しずつでも成長を続けることができているのは、会員のみなさんをはじめお客様の支えがあってのことです。
私たちは今後も、お客様と同じ目線で「寄り添っていく」スタイルを貫き、共に成長していきたいと考えています。
今回のセミナーでも繰り返しお伝えしましたが、「資産づくりを成功させる」にも「投資・運用で成果を得る」にも、
一番重要なポイントは「長く続けていくこと」です。
地味なことかもしれませんが、それをどこまで実践できるかが勝負。
お客様の耳にタコができるほど伝え続けていきますし、今回のコロナショックのように「感情が動いてしまう」ような出来事が起きればしっかりとフォローさせていただきます。
そしてみなさんのご期待に添うためにも、私たち自身も長期的視点で成長を続けられる企業を目指していきます。
オンラインサービスを強化しながら次の5年も精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いします!(写真は今回の講義中の様子)
この記事を読んで「しっかりと長期的目線で寄り添っていくFPがいると良いな」と思われた方は、ぜひ私たちのオンラインセミナーやFP相談を利用してみてくださいね。
弊社横浜のFPオフィス「あしたば」は、NISA・ジュニアNISAやiDeCo/イデコ・企業型確定供出年金(DC/401k)のサポートに力を入れています。
収入・資産状況や考え方など人それぞれの状況やニーズに応じた「具体的なNISAやiDeCoの活用法と注意点」から「バランスのとれたプランの立て方」まで、ファイナンシャルプランナーがしっかりとアドバイスいたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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