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FP向けDC研修を開催しました。(2020年10月20日)

2020年10月20日に、ファイナンシャルプランナー向けの「あしたばDC集中研修」を開催しました。(この記事は、その開催報告ブログです。)

僕が理事を務める一般社団法人確定拠出年金教育支援協会(DC支援協会)の会員が、主な対象者。

受講者は30名ということで、自社で開催するオンラインの「プロ向けセミナー」としては過去最大規模でした。

DC支援協会では、確定拠出年金(DC)の普及活動に従事し、投資教育やコンサルティングを積極的に実施する「DCコンサルタント®」を育成しています。

地域等によってチーム分けをしており、僕がリーダー的な役割を担っているため、チームに属する方向けに年1回集中研修を開催しているのです。

毎年研修を開催する目的は、「DCに関する基礎知識の確認と一歩進んだ知識の習得、モチベーションの維持向上」

今回は以下のような構成にしました。

第1部 企業型DCに関する知識のおさらいと事例共有

第2部 個人コンサル時に必要なDC知識【アドバンス編】

第3部 ウィズコロナ・ポストコロナを見据えた顧客開拓&顧客フォロー

特に第2部が好評だったため、そこを中心にザックリと内容をお伝えします。

個人コンサル時に必要なDC知識【アドバンス編】

 

次の流れで講義を実施しました。

  1. 企業型DCの分類
  2. DCの出口戦略
  3. 障害状態になった時の、DCの受給

企業型DCの分類について

正確に把握している方はだいぶ少ないのですが、企業型DCは「5つの類型」に分かれており、やや複雑です。

  • 全員加入制
  • 選択制・給与上乗せ型
  • 選択制・給与原資型
  • 選択制・中間型
  • 併用制 (全員加入制+選択制・給与原資型)

これらをしっかり分類できていると、どんなご相談にも的確なアドバイスが可能となるため、一つ一つ丁寧に解説しました。

DCの出口戦略について

これは多くの加入者の方がFPに相談するテーマでありながら、「どのようにアドバイスしたら良いか」を悩むFPも多い、という実情があります。

「投資・運用リスク」をふまえてのアドバイスになるので、自信を持って相談者をリードしてあげなくてはなりません。

受給方法・運用の見直しについて、制度上のテクニックや「軸として持っておくべき考え方」をお伝えしました。

障害状態になった時の、DC受給について

実は、FPでも苦手とする人が多い分野として、年金等の「障害給付」があります。

おそらく、コンサルティング等で実際にそうなった時のサポートをする事案が決して多くないため、実務経験の乏しい人がほとんどだからでしょう。

とはいえ、DCも一定の障害状態になった場合は受給することが可能なので、プロとして最低限の知識はおさえておく必要があります。

「そもそも公的年金(国民年金・厚生年金)は、どんな時に障害年金がもらえるのか?」

といった知識から再確認し、DCの障害受給、加えてDB(確定給付年金)等についても詳細まで学習していただきました。

ウィズコロナ・ポストコロナを見据えた顧客開拓&顧客フォロー

ちなみに第3部「ウィズコロナ・ポストコロナを見据えた顧客開拓&顧客フォロー」では、次のテーマで私たちあしたばの考え方をお伝えしました。

コロナ禍だからこそ、これまで以上に一般生活者に寄り添って「DC活用」をサポートし、顧客との信頼関係構築およびビジネスとしての発展に繋げていくため、何をすべきか。

言葉だけでは分かりづらいと思い、今年(2020年)2~3月頃から今までどのような取組をして顧客フォローと顧客開拓を実践してきたか、ありのままお伝えしました。

うちは他社さんによく驚かれるほど【徹底的に顧客をフォロー】しますので、だいぶ参考にしていただけたようです。

無事に研修終了

そんなこんなで、14時~18時までの半日研修でしたがアッという間に終了!

ちょくちょく挟んだディスカッションタイムでも、積極的な意見交換があったようで良かったです。

(ZOOMのブレイクアウトセッションという機能を使うので、オンラインでもグループディスカッションが可能なのですよ^^)

終了後は、あしたば恒例の懇親会をオンラインで開催。いわゆるZOOM飲みです。

飲みといっても、ほぼ質疑応答&ミニ講義みたいになってしまいましたが…

それくらい、真剣度の高い受講生の方が多く、こちらも刺激をいただきました。

受講者の声(原文ママ)

「大変刺激になりました。ありがとうございました。アドバンス編では、改めて学ぶことが出来ました。今後に活かします。」

「大変中身の濃い研修でした。特に障害状態になったときのDCや他の制度の基準が異なることなど、全然理解していませんでした。細かな部分ですが、安藤さんが仰るとおり知識は自信に繋がると思いますので、こういった部分は活動のエネルギーになりますね。」

「出口戦略の運用しながらの年金受取ができる事がわかり、今後の営業活動にすぐに生かしていきます。全体的に非常に、わかりやすかったです。」

最後にGoogleフォームでアンケートを実施し、このような嬉しいコメントをたくさんいただきました。

弊社が研修・セミナーを主催する時は、講師の僕も裏方のスタッフもかなり綿密な準備をして臨みますので、

それが「受講生のみなさんの満足」という成果に繋がると、本当にハッピーです。

実はそうした過程があり、研修中の気付き・反省があるからこそ、受講生以上に主催者・講師が成長できるというもの。

研修は、私たちあしたば自信を高めてくれます!

一般生活者向けのサービスを優先事項にしているため、なかなか頻繁にはプロ向けの研修を開催できない状況ですが、必要とされれば出来る限りお応えしたいと思います。

もしこの記事を読んで弊社のプロ向け研修にご興味を持たれた方は、お気軽に弊社窓口までお問い合せください。

●講師のご依頼はこちら

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あてはまるものにチェックしてください。
問1 : NISAを活用している
問2 : 確定拠出年金(iDeCoまたは企業型DC)に加入している
問3 : キャッシュレス決済(クレカや●●Payなど)を積極的に利用している
問4 : ポイント投資をしている
問5 : ふるさと納税を活用している
問6 : 毎月の収入と支出を把握している
問7 : 5年以内に保険を見直した
問8 : ねんきん定期便を毎年チェックしている
問9 : 入院・通院費などの医療費が多くかかった年は、確定申告をしている
問10 : 金銭面で不安なこと・モヤモヤすること(複数選択可)