こんにちは。あしたばFPの福永です。
先日、大学4年生の姪っ子と食事をしました。
このコロナ禍で厳しい就職戦線。
彼女の住まいは神戸(私の故郷です)ですが、首都圏にも視野を広げて就職活動中とのことでした。
となった訳ですが、、、
就職氷河期世代の支援
そのような折、“政府、氷河期世代450人超採用。3年間で国家公務員、中途で”という見出しの記事が、目に飛び込んできました。
バブル崩壊後に就職難だった30代半ば~40代半ばの『就職氷河期世代』に関して、毎年度150人以上、3年間で計450人以上を国家公務員として中途採用する方針とのこと。
政府は、今後3年間で『就職氷河期世代』の正規雇用を30万人増やす目標を掲げています。
これは、昨年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2019」に「就職氷河期世代支援プログラム(3年間の集中支援プログラム)」の一環として盛り込まれたものです。
(まさに、バブル崩壊直後、『超氷河期』と言われた最中に就職活動で苦しめられた私、福永としては他人事とは思えず・・・)
国として、民間企業にも『就職氷河期世代』の積極的な採用を要請しています。
ところが、このコロナ禍で雇用情勢は相当厳しくなっているのは周知の事実。
主要111社を対象としたアンケート(共同通信社)で回答した102社のうち90社が、
『就職氷河期世代』を採用する予定は無い
とのこと。
新卒の採用自体も採用見送りや内定取り消しなどが出ている中で、『就職氷河期世代』の政府の施策もスムーズに進まないのは容易に理解できる話です。
しかしながら!福永としては、新卒の皆さんのみならず、同世代の皆さんにも「負けないで!」と、特別な感情移入をしてしまうという複雑な心境でいます。
私たちの世代が、約20年経った今になってやっと「雇用の機会の提供を!」と、
その対象になっていることを考えると・・・、
現状コロナ禍とは言えど、新卒の雇用が極端に少なくなれば、将来同じことの繰り返しになるのではないか?
そんな危惧の念も抱かざるを得ません。
このコロナ禍が、この先永遠に続くことは、おそらくありません。
冷静に、それぞれがこの先訪れる未来を想像したアクションを起こす必要がありそうです。
今のコロナ禍でも元気な企業ってあるの?
さて、どうしても今は経済悪化の情報を耳にすることが多くなりがちですが、世間はコロナ禍においても業績が上向いている企業も存在します!
ちょっと気になりますよね。
では、業種別で見ていきましょう。
まずはマスクや除菌関連商品、医薬品などの製造業。
ドラッグストアでは、開店前に行列ができる現象も至るところで起きていましたが、需要に供給が追いつかない状況がしばらく続いていました。
スーパーや小売業も挙げられます。
ステイホームが叫ばれる中、自宅での食事の機会が増えたことで食料品の需要も一気に増えました。また、前述のマスクや除菌関連商品、トイレットペーパーを始め、様々な生活必需品にも関心が高まりました。
いわゆるライフラインを支える食料品スーパー、ドラッグストア、100円ショップなどは好調。
かたや、同じ小売業でも衣料品店や雑貨店、デパートなど、不要不急と判断された業態はのきなみ厳しい状況でした。
他では、情報通信業で大きく業績が上向いている企業があります。
仕事もショッピングも学校の授業も、はたまた医師の診療までも、急速なオンライン化の普及が進んだ結果、需要に供給が追いつかない状況です。
景気の低迷や大暴落などで、大多数の企業の業績が悪化する中でも、必ずと言っていいほど元気良く伸びる企業も存在するものです。
その時の社会の需要を上手くキャッチできている業種か、
あるいは、ピンチをチャンスに変えるべく新たな切り口でのビジネス展開を進められる企業か、
さらには、雇われることから発想を変えて、いっそ起業するもありなのではないでしょうか。
これからの時代は、社会の変化に適応しながら新しい考えも産み出していける柔軟性も必要ですね。
こんな時だからこそ『守り』ではなく『攻め』の思考を!
コロナ感染拡大による影響は世界的に甚大なものになっていますが、それによって世界経済活動が全体的に低迷していても、伸びる企業はあります。
新たなビジネスチャンスも産まれ、拡大していく未来もありそうです。
極端な言い方をすると地球が滅びない限りは、世界経済は長期的に成長拡大していくのでしょう。
こんな時だからこそ、守りではなく攻めの姿勢でいきたいところです。
私達あしたばも、ピンチをチャンスにできるよう攻めていきますよ!
なにはともあれ、就職活動中のみなさま(新卒の方も就職氷河期世代の方も!)、多様な切り口からの『攻め』を!
心より応援申し上げます。
弊社横浜のFPオフィス「あしたば」では、収入・資産状況や考え方など人それぞれの状況やニーズに応じた「つみたてNISAやiDeCoの始め方」「家計・保険の見直し」「プランの立て方」など、ファイナンシャルプランナーがしっかりとアドバイスいたします。ぜひお気軽にご相談ください。