今朝の日経新聞朝刊の社会面に、
「理工系女性の割合、日本が最低」
という見出しが!
ちょっと驚きました。
ひと昔前に、日本では「リケジョ」という言葉が流行るほど、理系の女性が注目されていた時期がありましたし、
時代とともに日本のリケジョが増えてきているという印象を勝手に持っていたので。
経済協力開発機構(OECD)加盟国中、最下位の日本
ここでちょっと、経済協力開発機構(OECD)のおさらいを。
OECDとは「Organaisation for Economic Co-operation and Development」の略で、欧州諸国を中心に日米を含めた38ヶ国の先進国が加盟する国際機関。
先進国間の自由な意見・情報交換を通じて、経済成長・貿易自由化・途上国支援に貢献することを目的としている。
年々、加盟国は増えてきているようで、直近2021年にはコスタリカが加盟しています。
そう!コスタリカと言えば、中米のコーヒー生産地として有名で、
(すみません、コーヒー好きの福永は反応してしまいました)
特に近年は、品質の良い美味しいコーヒーの産地として評価が高く、メキメキと頭角を現している国なんです。
余談でした・・・
話を戻しましょう。
2019年に大学など高等教育機関に入学した学生のうち、自然科学・工学・情報分野に占める女性の割合が、日本はOECD加盟国中で最低だったとのこと。
比較可能な2分野(自然科学・工学)で見ると、
自然科学:加盟国平均52%に対して日本は27%
工学:加盟国平均26%に対して日本は16%
世界的に見て、日本女性の理工系人財はまだまだ少ないのですね。
少し寂しくも感じる現状です。
工学系女子大生を持つ母の視点
実は、我が家の娘は現在大学2年生。
そしてまさに希少な(?)工学系女子大生です。
娘の通う大学の工学系の学生数を調べてみると、
男女比率は、男91.8%、女8.2%と記載してありました。
そういうことなのですね(-_-;)
正直言うと、文系(経済学部)の私からすれば、
理系(しかも工学系って?)の学生さんはどんなことを勉強しているの?
将来どんなことをしたいと考えているの?
と、わからない世界が満載なのですが、
とても簡単に言うと「新しいものづくり」を担うポジション。
モノやサービス、システムを新たに産み出すというエキサイティングな分野のようです。
私には何かの絵柄にしか見えない数式の嵐で埋め尽くされた娘のノートや、PC画面のプログラミングの文字列などを横目で眺めつつ、
時には「誰が一番遠くに飛ばせるかを競うんだ」と紙飛行機を熱心につくっていたり、
複雑な回路を組んで、「ほら!このミニカー前に進んだり後ろに戻ったり、同じ場所で回るとか・・・すごいでしょ?」と、
小さい子のようにはしゃいでいるのを見ていると、
「どうか、世のため人のためになるモノを産み出してくれたまへ!!」
と、願うばかりです。
母親としては、娘の仲間がより増えてくれると嬉しいなとも思います。
(もちろん、男性でも全く問題ないんですよ!今回はテーマ的にということで。)
眠っている可能性はまだまだあるはず!
たまたまサイトを見つけたのですが、
理工チャレンジ 略して「リコチャレ」
という取り組みがあるそうです。
リコチャレとは?
女子中高生・女子学生が理工系分野に関心を持ち、将来の進路として選択することを応援するため、内閣府男女共同参画局が中心に行っている取り組み。
理工系分野が充実している大学や企業など「リコチャレ応援団体」の紹介やイベント情報の提供、理工系分野で活躍する女性からのメッセージ紹介を行っている。
ご存知でしたか?
どんな世界なのか覗いてみることができたり、先輩の話が聞ける機会があるのはとても心強いこと。
素敵な取り組み、もっと広く知ってもらいたいです。
また、2022年春には、奈良女子大学が女子大では日本初となる工学部を開設する予定があります。
これも、世界的に見て日本の理工系女子学生の割合が低い現状を受けてとのこと。
実際に学べる機会と場所も増えれば、その分可能性もきっと広がりますね💡
同じ女性としても、将来に向けて女性が活躍できる場がさらに増えていくことは嬉しいですし、
女性ならではの視点での開発も期待したいです😊
まだまだ、ワクワクする未来が待っていそうだな・・・長生きしなきゃ!
今日は、個人的に身近に感じられた話題を取り上げてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。