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FPとして思うこと

私なりのFPの定義(前編)

ファイナンシャル・プランナー(FP)とは、
人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。
ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。
これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。
※日本FP協会HPより引用

まだまだ、一般的に認知度が決して高いとは言えないFPという存在。

具体的に何をする専門家なのか?と問われると、簡潔に表現しにくいのは否めません。

人生におけるお金に関するあらゆる悩み事を解決すべく寄り添い、
希望する方向に導く手助けをする役割なのですが、

お悩みは人それぞれ多岐に渡り、希望のカタチもまた人それぞれで、
答えがひとつではない世界とも言えるため、

「これ!」という定義が表現しにくいとも、個人的には感じています。

FP資格を取得したのは不純な動機だった

私が初めてFPの資格を取得したのは2001年、AFP(Affiliated Financial Planner)資格でした。

当時、FPの資格は、

「将来有望な資格のひとつで、期待大です!」
と言われていました。

メーカー勤務で営業職に就いていた私は、FPの資格が仕事に活かせるかも!と思ったわけではなく(すみません)、

ひょんなことから、教育訓練給付制度を活用して何かしら資格を取得しておきたいと思ったからでした。

教育訓練給付制度とは
受講開始日に雇用保険の一般被保険者(在職者)又は一般被保険者であった者(離職者。原則として離職日の翌日から起算して1年以内)が厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合に、自ら負担した教育訓練施設に支払った教育訓練経費(入学料及び受講料(一般教育訓練の場合は最初の1年分のみ))の一部が支給される。
ただし、未修了に終わった場合や修了証明書の提出ができない場合には支給されない。
※ウィキペディアより抜粋

きっかけは妊娠です。

可能なら、出産後も当時のキャリアを積んでいきたいと思っていたのですが、

連日、終電に近い時間に帰宅するような働き方、出産後の職種転向も受け入れられにくく、

時短勤務等の制度はあったものの、実質使えない環境だったため退職を決断しました。

そこで、私の脳裏に浮かんだのが、教育訓練給付制度だったのです。

私
これって、もしかして退職したら使えなくなる??

この制度は、1998年12月に創設されたもので、
私が使ったのは2000年の後半ですから、まだ出来たての制度で話題によく上がっていたように思います。

現在も制度は存在していますが、この頃は今と違ってやや条件が良くて、
雇用保険加入5年以上を条件に教育訓練経費の8割を支給する(上限30万円)というものでした💡

(※現在は資格や講座の種類によって条件が異なり、経費の2割(上限10万円)か4割(上限20万円)、専門実践教育訓練の場合は別途条件あり。雇用保険加入期間も改定が行われている。)

これは使うしかありませんよね!

そして、私が気になっていた「退職したら使えなくなるのか?」については、
退職後1年以内であれば使えるとのことでしたが、

出産後1年以内に勉強して資格取得するのは、なかなか現実的ではなさそうだな・・・と考え、
今しかない!と、退職前に使ってしまおうということになったわけです。

このようなことを言ってしまうと身も蓋もないのですが、
せっかく「教育訓練給付制度」を使うのだから、資格を取得するのにお金がかかるものを選ぼうと思い(笑)、

いくつか検討している中で、FPの資格にたどり着いたというのが正直なところです😊

もちろん、この制度は未修了や資格取得できなかった場合は給付金が支給されないので、
絶対合格しなければ!!というプレッシャーのもとで頑張って、無事に資格取得。
お金がかかると強くなるものです😎

寒い冬の時期に、パシフィコ横浜の会場で、大きなお腹をさすりながら受験したことは、
今でも忘れられず・・・お腹の中で赤ちゃんが動くのをなだめながらの時間でした。

当時、通学して総額20万ほどかかったはずですが、制度のおかげでほんの一部の負担で取得できたのはありがたかったですね。

そんなこんなで、無事に出産直前にFPの資格を取得したものの、
この先、上手く活かせていけるのか・・・?

 

後編へ続きます!

※前編では全く「私なりのFPの定義」の本題に入れず、すみません💦

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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