こんにちは! FPオフィス「あしたば」のファイナンシャルプランナー・安藤宏和です。
昨日のブログで軽く触れましたが、今年5月からBtoBの新たなサービス「未来への希望」をリリースしました。
どのようなサービスなのか、そもそもどのようなキッカケで開発したのか。
そのあたりを書き綴っておこうと思います。
「未来への希望」とは
企業の福利厚生として「①金融教育」と「②資産形成カウンセリング」を実施するサービスです。
①金融教育は、集合研修・セミナー(オンライン含む)がメインで、適宜動画やメルマガを配信します。
iDeCoやNISAなど資産形成に役立つ国の制度の活用法や、貯蓄ではなくコツコツ投資をいくための基礎知識、社会保険や税のことなど幅広く学んでいただきます。
“教育”というとハードルが高く聞こえるかもしれませんが、学校等でみっちり勉強するというわけではなく、生活に役立つ知識・情報を少しずつ習得してもらうイメージです。
②資産形成カウンセリングは、従業員の方がFP(ファイナンシャルプランナー)に「お金に関する様々な相談」をすることができます。
セミナー等では一般論かつ多くの人に向けて伝える内容ですので、一人ひとりの個別具体的な事情までは当然考慮できません。
そこを補完するために資産形成カウンセリングをご用意しています。
一人ひとりの「お金事情」を丁寧にヒアリングした上で、その人にあった適切なプランの組み立て方や制度・商品の活用法、家計の見直しなど幅広くアドバイスします。
「iDeCoを始めたいけど、運用商品はどうやって選べば良いの?」
「計画的に教育資金を貯めるには、我が家の場合は何から始めるべき?」
「いま加入している保険は見直すべき?ちょっと掛け金が高い気がする…」
例えばこんな疑問・悩みを解決していきます。
①金融教育で学んだだけでは意味がない!と考えていますので、②個別カウンセリングによって具体的なアクションを起こすところまでサポートしているわけです。
「未来への希望」を導入すると得られる効果
中小企業の経営者からすると、「お金の教育とかカウンセリングをして、会社にとって何かプラスになるのか?」と考える方もいます。
確かに、目先の売上アップやコスト削減等に繋がるものではありません。
しかし、経営者が考えている以上に従業員は一人ひとり様々な「お金に関する不安」を抱えています。
日々の生活費、子供の教育費、住宅ローン、老後の資金などなど。
そうした不安を少しでも取り除くことに繋がるので、実際に実施すると従業員のみなさんにかなり喜ばれます。
この福利厚生制度によって従業員満足度が高まり、将来へのストレスや不安が減ることもあって、結果的に間違いなく人財の定着に寄与すると考えています。
また、「福利厚生制度が充実している」とアピールできますので、採用面でもメリットが大きいはずです。
人手不足が深刻化している昨今において、規模を問わず多くの企業が「人財」の課題を抱えています。
その人財の課題解決に、少なからず貢献できるサービス。
これが私たちの「未来への希望」です!
「未来への希望」を開発したキッカケ
そもそもの開発経緯はかなり深~い話になるのですが、ブログではできるだけ軽めに綴っておきたいと思います。
最初のキッカケは、弊社のビジネスモデルをそのまま継続することに危機感を持っていたからです。
弊社は創業から6年半ほど一貫して、「一般生活者の資産形成サポート」を中核事業としてきました。
サービスの提供する流れとしてはいわゆるBtoCで、お客様は90%以上が一般個人。企業は確定拠出年金のサポートをさせていただいているお客様が十数社くらいです。
一般個人のお客様の比率が高いこと自体は悪くありませんが、個人の資産形成について保険・証券・不動産などの事業者がゴリゴリアプローチを仕掛けていますから、マーケティング上は「超レッドオーシャン」の状態。
ここでいくら私たちが「お客様本位のコンサルティング」をしているといったアピールをしても、結局は資本力のある規模の大きい事業者の広告やブランド力にかき消されてしまいます。
その中でも地道にコツコツやって、コロナ前は対面セミナー集客、コロナ禍からはオンライン相談&セミナー集客で一定の成果を出すこともできましたが、2021年後半くらいからは明らかに苦戦していました。
そこで、顧客開拓の入り口を変えよう!ということに。
まずはBtoBで企業にお客様になっていただいてから、その先にいる従業員のみなさんに役立つサービスを提供することにしたのです。
以上がキッカケですが、具体的にサービスを開発する上では「どのような世の中の課題を解決していくか」を真剣に考えました。
それを書き始めるとめっちゃ長くなりそうなので、次回に譲りたいと思います。
よろしければ、次回もお読みくださいね^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
安藤 宏和